こんにちは!
カナダ東部の田舎町に住むMACOです。
カナダといえば雄大な自然が有名ですが、カナダ料理はどうでしょう。『これ!』という名物料理が思い浮かぶ方は少ないのではないでしょうか。
料理がまずい、家庭料理はない…なんて言われることもあるカナダ。
でもおいしい名物グルメがたくさんあるんですよ^^
今日は、カナダで暮らしてみて分かった『カナダでおすすめの食べ物』を15個をランキング形式でご紹介します。特徴も紹介しますので、ぜひ参考にして下さいね。
- 1 【カナダの食べ物】有名&美味しい料理ランキング15選
- 1.1 【1位】プーティン(Poutine)★名物グルメ★
- 1.2 【2位】ビーバーテイルズ(Beaver Tails)★名物グルメ★
- 1.3 【3位】ティムホートンズ (Tim Horton’s)
- 1.4 【4位】チキンウィング(Chicken Wings)
- 1.5 【5位】フィッシュ&チップス(Fish & Chips)
- 1.6 【6位】モントリオールベーグル(Montreal Bagel)★おすすめ★
- 1.7 【7位】ロブスター(Lobster)★名物グルメ★
- 1.8 【8位】ドネア(Donair)
- 1.9 【9位】ナナイモバー(Nanaimo Bar)
- 1.10 【10位】バタータルト(Butter Tart)
- 1.11 【11位】メープルタフィー(Maple Tuffy)★季節物★
- 1.12 【13位】ブルーベリー(Blueberry)
- 1.13 【13位】クラフトビール(Craft Beer)
- 1.14 【14位】ピーミールベーコン(Peameal Bacon)
- 1.15 【15位】ケチャップ味のチップス
- 2 カナダ料理とは?家庭料理はあるの?
- 3 まとめに
【カナダの食べ物】有名&美味しい料理ランキング15選
【1位】プーティン(Poutine)★名物グルメ★
『プーティン』は、ケベック州発祥のカナダの名物グルメ。フライドポテトの上に、グレイビーソースとチーズカードをのせた料理です。
プーティンはまさにカナダの国民食。ちびっこから大人まで、みんなプーティンが大好きと言っても過言ではない気がします。
お祭りでは絶対にプーティンの屋台がありますし、マクドナルドやKFCなど、ファーストフード店でもプーティンを食べることができます。
ボリュームがあるので、最初は誰かとシェアして食べた方が無難です(笑)。
プーティンについて読むプーティン(カナダ)とは?味やカロリーは?おすすめのお店や値段も
【2位】ビーバーテイルズ(Beaver Tails)★名物グルメ★
『ビーバーテイルズ』はシナモンシュガーなどがトッピングされた平らな揚げパンで、オタワ市の伝統的な名物菓子です。
ユニークな名前は、カナダの国獣であるビーバーのしっぽが由来。
オタワにある世界最長の天然スケートリンク『リドー運河』の名物グルメで、冬場はホットチョコレートとセットで注文するのが定番です。
2009年にはオバマ元大統領もビーバーテイルを絶賛しています。トッピングも豊富なので選ぶのも楽しいですよ^^
【3位】ティムホートンズ (Tim Horton’s)
ティムホートンズは、カナダ全土にチェーン展開するドーナツ屋さん。
日本でいうところのミスドのような存在で、『ティミーズ』『ティム』の愛称で親しまれています。ほぼ毎日なにかしら通っている人も多いんじゃないか…。それほどカナダの生活では身近なお店です。
ドーナツはもちろんですが、コーヒーを買いに行く人がすごく多いです。日本人がコンビニでコーヒーを買う感覚に近いかも。
日本には未上陸なので、カナダに行くなら絶対に訪れたいお店です。
おすすめドーナツを見るティムホートンズのおすすめメニュー!コーヒーの注文方法とドーナツの値段も
【4位】チキンウィング(Chicken Wings)
チキンウィングはパブ等で食べることができます。
ニューヨークのバッファローが発祥とされていて、バッファローウィングと呼ぶ地域も。
手羽先や手羽元の唐揚げがまぜこぜで出てくるお店もあれば、骨抜きの唐揚げをオーダーできる場合もあります。
いろいろな味があるのでお気に入りの味を見つけてくださいね。
私がよくいくパブには、激辛な『Suicide(自殺)』味があるよ。激辛だから気をつけてね。
【5位】フィッシュ&チップス(Fish & Chips)
こちらもパブの定番フィッシュ&チップス!
カリカリのポテトと白身魚のフライのセットで、ハドック(Haddock)やコッド(Cod)等のタラ系のお魚が使われています。
イギリスのフィッシュ&チップスとの違いはこちら。
- イギリスでは塩とお酢で食べるのが定番
- カナダではタルタルソースとレモンで食べることが多い
カナダではシーフード料理の値段が高めなのですが、フィッシュ&チップスはお手頃価格です。シーフードが恋しくなったらぜひ。
【6位】モントリオールベーグル(Montreal Bagel)★おすすめ★
グローブ・アンド・メール社が実施した調査で、14%がカナダの国民食だと回答した『モントリオールベーグル』。
モントリオールベーグルは小さめで薄くて、外がカリッとしているのが特徴です。はちみつを入れたお湯で茹でてあるので、ほんのり甘くて本当においしい。
※普通のもっちりしたベーグルは、ニューヨークスタイルです。
ケベック州モントリオールが本場ですが、他の都市でも食べることができます。
私は、オンタリオ州のこちらのお店で食べました。
- セントローレンスマーケットのST. URBAiN BAGEL BAR(トロント)
- バイヤードマーケットのCONTINENTAL BAGEL CO. (オタワ)
帰りに大量にお持ち帰りするほどおいしかったです。おすすめ。
本場モントリオールだと『St-Viateur Bagel(サンビアトーベーグル)』『Fairmount Bagel(フェアモントベーグル)』が有名です。
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【7位】ロブスター(Lobster)★名物グルメ★
夏のカナダに行ったら絶対に食べておきたいのがロブスター。
特にアメリカ・カナダ東部の『大西洋ロブスター(アトランティックロブスター)』はおいしいと評判です。
インパクト最高な丸ごとロブスターは、バキバキと豪快に殻から身を取り出したら、溶かしたバターをつけていただきます。
ロブスターは、エビというよりカニのような味で歯ごたえがあっておいしいです^^
予算オーバーな場合は、ファーストフードでトライしてみるのもあり。
夏になると、カナダ東部のマクドナルドやサブウェイでは、期間限定でロブスターを使ったメニューが登場します。
ロブスターの身を使ったサンドウィッチが10ドルほど。これも美味しいのでおすすめです。
【8位】ドネア(Donair)
ドネアはノバスコシア州ハリファクス発祥のサンドウィッチ。
ケバブをカナダ人向けに改良したものです。ピタパンに野菜やお肉をたっぷりと乗せて、甘酸っぱいソースをかけて食べます。
ドネアはあまり日本では知られていないカナダ料理なので、カナダ東部に来たら探してみてくださいね^^
【9位】ナナイモバー(Nanaimo Bar)
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バンクーバーのナナイモ発祥のスイーツ。
上から、チョコレート・カスタードクリーム・ココナッツクッキーの3層構造になっていて、痺れるくらい甘いです。
スターバックスやカフェ、スーパーでも買うことができます。ブラックコーヒーを片手にぜひトライしてみて下さいね!
【10位】バタータルト(Butter Tart)
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東部オンタリオ発症のお菓子『バタータルト』。
バターの香り高い一口サイズのタルトで、クリスマスの伝統としても親しまれています。
タルトの中身は、お砂糖とたまご、そしてバター。トップングにブラウンシュガーやレーズン、ピーカンナッツなど家庭によってアレンジも様々です。
【11位】メープルタフィー(Maple Tuffy)★季節物★
3〜4月はメープルシロップの採取シーズン。
この約2ヶ月間のみ開いているシュガーシャックというメープル小屋で、メープルタフィーを食べることができます。
【メープルタフィーとは?】
雪の上にメープルシロップを垂らし、固まったところをくるくる巻き取って食べる伝統的なキャンディのこと。
冷たくてシャリシャリしていて美味しいですし、なによりカナダらしい体験ですよね。
ちなみに夏にケベックシティでメープルタフィーのお店を発見しました。観光地には季節にかかわらずお店があるかもしれないので、ぜひ探してみて下さいね。
作り方を見てみるメープルタフィーの作り方!冬のカナダのシュガーシャック体験談も
【13位】ブルーベリー(Blueberry)
カナダはアメリカに次ぐブルーベリーの生産大国。北米2カ国だけで世界のブルーベリーの約8割超を生産しています。
6〜8月の夏の時期、いちごやラズベリー、ブルーベリー等が続々と収穫時期を迎えます。あちこちで『U-Pick(ユーピック)』と呼ばれる果物狩りを楽しむことができるんですよ^^
ブルーベリーのシーズンは7月の終わり頃から。
摘みたてのブルーベリーはとても美味しいので、機会に恵まれたらぜひブルーベリー狩りへ!大自然の中でベリーピッキング、楽しいのでおすすめです。
ベリー狩りについて読むカナダでいちご狩り!初夏6~7月はU-Pick(ベリーピッキング)がおすすめ
【13位】クラフトビール(Craft Beer)
カナダはクラフトビールの種類がとても多いです。
パブに行くとたくさんのクラフトビールが並んでいて、どれを頼めばいいのか困ってしまうほど。お酒屋さんのビール売り場にもいろんなデザインのビールがずらりと並んでいます。
【ビールの種類】
- ラガー(Lager)→スッキリした味
- ピルスナー(Pilsner)→ラガーよりさらに軽い
- ペールエール(Pale Ale)→泡が少なく甘い
- アイピーエー(IPA)→ホップ感が強く苦い
- スタウト(Stout)→黒くて深い苦味
日本のビールっぽい味が好きなら、ピルスナーやラガーがおすすめです。
IPAはホップの香りと苦味がかなり強いので、好き嫌いが分かれると思います(私はすごく苦手)。でも日本と違うビールを飲んでみたいなら、IPAが一番いいかも。
ビールお好きな方はいろいろ飲み比べてみて下さいね。
【14位】ピーミールベーコン(Peameal Bacon)
カナダには、ピーミールベーコンと呼ばれるロース肉から作られたベーコンがあります。
普通のベーコンとは違って、脂肪分が少なめ。塩気の効いたハムとポークステーキの中間みたいな味で、さっぱりしていて美味しいです。
ブロックとスライス(写真)があります。おすすめはブロック。がっつり厚めに切って食べると、食べ応えがあります。
スーパーで売っていますので、自炊をする機会がある場合はぜひトライしてみて下さいね。
【15位】ケチャップ味のチップス
最後に、カナダにしか売っていないケチャップ味のポテトチップスをご紹介します!
文字通りケチャップ味で、赤いのが特徴です。どこのスーパーでも売っていますので簡単に購入することができます^^
ただ、味の方は…好き嫌いが分かれるかも。
チップス繋がりで『メープルベーコン味のチップス』があります。こちらは意外にもすごく美味しいのでおすすめ。
カナダ料理とは?家庭料理はあるの?
カナダで暮らしみて思うのは、一言に『カナダ料理』とまとめるのは無理があるということ。
カナダは広いひろーい国。場所によって気候も特色も異なりますし、移民が多い国なので様々な文化が共存しています。なので食事も本当に『地域による』『人による』という感じです。
カナダのジョー・クラーク元首相の発言からも、そんなカナダの食事事情がうかがえます。
『Canada has a cuisine of cuisines. Not a stew pot, but a smorgasbord.』
カナダには最高の料理がある。シチューポット(ごった煮)ではなく、ビュッフェ(寄せ集め)だ。
『みんなに共通する特定のカナダ料理』があるわけではなく、それぞれの文化がお互いを尊重しあって共存しあっている…というイメージでしょうか。
2022年2月現在、私はまだカナダ在住5年弱ですが『カナダの家庭料理ってなに?』と聞かれると、答えに困ってしまうかも。
夫の実家では主食として丸ごと焼いたポテトがよく出ますが、これも各家庭によると思います。
日本の『肉じゃが』みたいな全国共通の家庭料理があるかと聞かれると…思い浮かびません。プーティンは家庭料理じゃないし。
ただメープルシロップはわりとどの家庭にも常備されていて、すごく身近な存在と言えると思います。
スーパーには色んな種類のメープルシロップが並んでいますし、加工品も種類豊富。メープル味のベーコンまであります(おいしいです、笑)。
そういう意味では『メープルシロップ+〇〇』はカナダの家庭の味と呼べるのかも…。
世界2番目に広い国土を持ち、移民が多くダイバーシティ(多様性)を大切にするカナダ。食文化ひとつとっても、日本とは勝手がちがうなぁと感じています。
まとめに
私個人と友人達の意見をまとめたカナダの好きな食べ物ランキングをご紹介しました。おいしいものばかりですので参考になれば嬉しいです^^
カナダには伝統料理がない、料理がまずいとの意見もありますが、カナダには有名&名物のプーティンをはじめ、おいしいものがたくさんあるんですよ。
日本と比べると、外食がかなり割高なカナダ。
カナダに来てからは、ポットラックやBBQをすることが多くなりました。夏の間は台所を使わずに庭でBBQをしている人もよく見かけます。
そう考えると、BBQもカナダの家庭料理と言えるのかも…。
今回ご紹介した食べ物はおいしいものばかりです。全部おすすめなのでぜひ食べてみて下さいね。
それでは^^