こんにちは!
カナダ東部の田舎町に住むMACOです。
日本でも少しずつ浸透しつつあるイースター。日本では宗教的な意味はなく、パステルカラーがかわいい春のお祭りというイメージが強いですよね。
ここカナダでは『復活祭』の名前の通り、キリスト教に基づく意味や由来があるんですよ^^ 大型連休なので楽しみにしている人が多い祝日でもあります。
今日はカナダのイースターについて詳しくご紹介していきます。
【この記事を読むとわかること】
- 2021年のカナダのイースターはいつ?
- どんな食べ物を食べるの?
- エッグハントって何するの?
- 卵やうさぎの意味は?
イースター(Easter)とは
意味や由来は?
イースターとは、日本語に訳すと『復活祭』。
はりつけにされて死んだイエス・キリストが3日後に復活したことを祝うお祭りです。キリスト教では最も大切なお祭りとされています。
イースター(Easter)の語源は、北方神話の女神『Eoster(エオストレ)』。春や朝日を象徴する女神と言われています。
この女神とキリストの復活を祝うお祭りが合わさって、イースターになったと言われているんですよ^^
カナダではイースターは4連休で家族が集まる大切なお祭り。祝日に指定されていて、特にクリスチャンの家庭にとっては大切なイベントとなっています。
敬虔なクリスチャンじゃなくても子供がいる場合は、家の中やお庭をデコレーションし、たまご型のチョコレートを隠してエッグハントをする家庭が多いんですよ^^
なぜ卵やうさぎなの?
イースターのシンボル、うさぎやたまご。
これには、ちゃんと意味(理由)があるんですよ^^
うさぎはたくさん子供を生むことから『多産の象徴』『命の象徴』とされています。
そして、卵は『復活の象徴』『命の誕生』を意味しています。聖なるシンボルとして扱われていたこともあるようです。
つまり、うさぎも卵も『復活の象徴(または命の象徴)』であることから、キリストの復活に繋がるというわけですね。
【2021年】カナダのイースターの祝日はいつ?
イースター休暇は『春分の日が過ぎて最初の満月が出た後の次の日曜日』と決められています(=毎年少しずつ日にちが違う)。
2021年のカナダのイースターは、こちら。
西方教会 (カナダはこっち) | 東方教会 | |
2021年 | 4月4日 | 5月2日 |
2022年 | 4月17日 | 4月24日 |
2021年と2022年を比べてみると分かりますが、その年によって日付に開きがありますよね。
月の満ち欠けによって日付が変わるので、年によっては3月にイースターがやってきたり。『だいたい3月後半〜4月のどこか』という曖昧な覚え方をしている祝日です(笑)。
ちなみにカナダのイースターは4連休になっていて『イースターホリデー』と呼ばれています。それぞれの日に呼び方があるのも特徴ですね^^
【2021年の日程】
- 4月2日(金):Good Friday(国が定める法定休日)
- 4月3日(土):Holy Saturday
- 4月4日(日):Easter Sunday(イースター/復活祭当日)
- 4月5日(月):Easter Monday(州が定める法定休日/任意休日)
※英語では連休のことを『Long Weekend』と言います。連休が土日を挟むことが多いため『Weekend』という単語が使われるんですよ^^
カナダのイースター、何をする?エッグハントって?
カナダのイースターでは何をするのかご紹介します。
子供向けの卵を使った遊びが多いです。
【例えば…】
- エッグハント:家の庭や公園に隠してある卵を探す
- エッグロール:卵を転がして競争する
- エッグレース:スプーンに卵をのせて、運ぶ速さを競争する
学校や家でイースターエッグをペイントしたり、自宅でエッグハントをしたり。エッグハントに使う卵は、プラスチックの卵型のものが多いようです(パカッと半分に割れて、中にお菓子を入れられる)。
ただし4月頃のカナダはまだまだ寒い季節。
特にカナダ東部では『雪が残る中でエッグハント』という光景がよく見られます。日本の『パステルカラーで春一色!』のイメージとは、また少しちがう趣です(笑)。
カナダのイースター、食べ物は何を食べる?
代表的なイースターの食べ物
イースターには代表的な食べ物がいくつかあります。
こちら。
- ホットクロスバンズ(アイシングで十字架が描かれたパン。甘いドライフルーツが入っている)
- ラム料理(定番中の定番!意味は諸説あり)
- たまご料理(イースターの象徴)
ホットクロスバンズ(Hot Cross Buns)は、イースター前になるとスーパーでも見かけるようになります。ドライフルーツが好きな方はぜひ試してみてくださいね^^
1月中旬頃から始まるイースター商戦
日本ではクリスマスが終わると、あっという間に年末&お正月ムードが漂い始めますよね。
一方、カナダではクリスマスが終わっても、クリスマスムードはしばらく続きます。家のクリスマスツリーも中頃まで飾りっぱなしの家庭が多いですし、お店ではクリスマスグッズの一掃セールが続きます。
ところが。
1月中旬あたりを境に一瞬でバレンタイン&イースターに様変わり!
どこへ行っても、バレンタイン用の大箱チョコレート、イースターバニーやイースターエッグのチョコレートがいっぱい。
右を向けば真っ赤なハートのバレンタイン、左を向けば春らんまんのイースター。外はまだ極寒ですが、なんだか心踊る雰囲気のお店が多くなってきます(笑)
まとめに
春を感じるお祭りイースター(復活祭)。
2021年のカナダのイースターは、
2021年4月4日(日曜日)
※4月2日(金)から4月5日(月)までの4連休
となっています。
毎年日程が変わるので『いつだったかな?』と迷いがちな祝日ですが、キリスト教の大きなお祭りでとても意味のあるイベントです。
カナダでは1ドルショップDollaramaでもイースターグッズがたくさん売っていますので、子供さんがいる方はぜひエッグハントにも挑戦してみてくださいね^^
定番の食べ物であるホットクロスバンを食べてみるのもいいかも。
春の大型連休でもあるイースター。楽しいイベントを取り入れて、楽しい連休になりますように。