こんにちは!
カナダ東部の田舎町に住むMACOです。
『ルバーブ』が日本の梅干しの代わりになることをご存知でしょうか?
梅干しはプラムを代用して作れるかな…なんて思っていたところ、まさかのルバーブ。茎のような野菜が梅干しの味になるなんて想像できませんよね。
簡単&シンプルなレシピなのに、予想以上に梅干しの味。海外移住以来、何度も繰り返し作っています^^
今日はルバーブで作る練り梅についてまとめました。
【この記事を読むとわかること】
- ルバーブ練り梅の作り方
- おすすめのアレンジ方法
- 保存方法や日持ちについて
ルバーブには下痢や子宮収縮の副作用があると言われています。妊娠中や授乳中は避けるようにしましょう。
ルバーブ(Rhubarb)とは?
ルバーブは太い茎の部分が食用となるお野菜。ヨーロッパや北米では身近な食材で、見た目はセロリやフキに似ています。
夏頃には元気に生い茂り収穫が追いつかないほど元気に成長します。夏場は知り合いから大量にもらうこともしばしばです(笑)。
ルバーブの食べ方はスイーツとして利用されることがほとんど。カナダではパイやケーキにして食べることが多いです。
ちなみに葉っぱが立派で美味しそうに見えますが、有毒で食べられませんので注意して下さいね^^
ルバーブ練り梅の失敗しないレシピ!海外で梅干しの代わりに使おう
用意するもの
ルバーブ練り梅に必要な材料はこちら。
【材料】
- ルバーブ:100g
- 塩:小さじ1
そう、材料はたったのこれだけなんです。
所要時間は約20分。
ルバーブと塩の分量ですが『塩分つよめ』というざっくりしたイメージだけもオッケー。私は途中で味見をして少し塩を足しました。
簡単すぎて失敗しませんし、ちゃんと梅味で美味しいです^^
ルバーブ練り梅の作り方
ルバーブ練り梅の作り方をご紹介します。作る量にもよりますが、所要時間は約20分です^^
①ルバーブを1cm程度にぶつ切りにする
②強めに塩をふりかけて中火で煮る
※煮始めが焦げそうで不安な時は、お水を小さじ1ほど入れます。
③ルバーブが溶けたら、かき混ぜながら好みの硬さまで錬る
※7分くらいでこの状態になります。
④練り梅の硬さになったらできあがり
ルバーブは加熱するとすぐに柔らかくなります。
- 5分ほどでスプーンで潰せる柔らかさ
- 10分もすればドロドロ
- 15〜20分もすれば練り上がり、完成!
鍋の中身が沸騰し始めたらあっという間なので、目を離さずによくかき混ぜるようにしてくださいね。
ちなみに、出来上がった直後はくすんだピンク色ですが、時間が経つと鮮やかな赤に変化します。
ルバーブ練り梅の色が赤くならない時の対処法
使用するルバーブの緑の部分が多いと、練り梅の色が赤くならないことがあります。せっかくの練り梅、見た目の色も梅干しに近づけたいですよね。
実は、ある野菜で赤く着色することができるんです。
それは、ビーツ(ルートビート)。
カナダでは、ビーツはスーパーで簡単に手に入る身近な野菜です。ビーツの鮮やかな赤を使って、練り梅を赤く染めることができます^^
やり方は、こちら。
やり方
- ビーツを3mmくらいにスライスする
- ルバーブ練り梅と一緒に煮る
- 好きな色合いになったらビーツを取り出す
ビーツの量はごく少量で大丈夫(写真参照)。少しずつ加えて、お好みの色に仕上げて下さいね。
また、ビーツ特有の土っぽさが練り梅に移るのが心配だったので、色が染まったらビーツを取り出しました。
少し一緒に煮たくらいでは、ビーツの香りはしなかったので大丈夫です。
ルバーブ練り梅を梅干しの代わりにする場合に注意したいこと3つ
①葉っぱは使わない
ひとつ目は、葉っぱは使わないこと。ルバーブの葉っぱには毒性があり、食べられません。
ルバーブの葉っぱは、力強くとても美味しそうなのですが、食べてはいけません。スーパーでは、葉っぱを落とした状態で売ってあるので安心です。
②煮詰める時に水は不要
ふたつ目は、煮詰める時は水入れなくても大丈夫ということ。
私は煮始めに焦げるのが怖くて小さじ1ほどの水を足しましたが、ルバーブからあっという間に水が出てくるので、入れなくてもよかったかなーと思っています。
水を入れるとしても、ほんの少しだけにした方が無難です(焦げにくいので大丈夫ですよ^^)。
③アク抜きはサッと
ルバーブのアク抜きは30分ほど水につけておくだけでできます。あまり長く水につけすぎると、えぐみだけでなく酸味も抜けてしまうので注意してくださいね!
または煮詰める時にアクが出てくるので、それを取り除いてもオッケー。
めんどうくさかったらアク抜きしなくても大丈夫です。私はアク抜きしないことが多いですが、おいしくできています^^
【2019年5月2日追記】
ルバーブには下痢や子宮収縮の副作用があると言われています。妊娠中や授乳中は避けるようにしましょう。
ルバーブ練り梅は日持ちする?おすすめの保存方法2つ
①作る前のルバーブを冷凍保存
カナダでは、ルバーブは春〜夏の野菜。冬の間は売っていません。
冬にルバーブが買えなかった教訓を生かして、冷凍ルバーブでも練り梅が作れるかを実験してみました。
ルバーブを刻んで冷凍。
凍った状態でそのまま鍋に入れて作ってみました^^
左から、凍った状態、5分後、10分後、15分後。
写真からも分かりますが、5分後に大量に水が出てきてびっくり!
生のルバーブで作った時は、練るのにちょうどいいくらいの水分が出てきただけ。
なのに冷凍ルバーブは、ルバーブ全体が浸るほどの水分が出てきて本当に焦りました(笑)。でも沸騰し始めるとあっという間に、熔け崩れて練り梅状…ホッ。
水気を飛ばすのに少し時間がかかりましたが、ちゃんとルバーブ練り梅ができあがりました^^
②作った後の練り梅ルバーブを冷凍保存【おすすめ】
ルバーブ練り梅は、熱が冷めたら冷凍しておくのがおすすめ。
我が家はラップに小分けにして冷凍しています。
練り梅って一度に大量に使うものでもありませんし、だいたい大さじ1~2くらいに分けて冷凍しておくと便利。
使う時は自然解凍でOK。解凍には30分もかかりません。
以前ルバーブ練り梅を冷蔵庫の中に放置してしまい、数ヶ月後にカビが生えているのを発見したことがあります。梅干しはカビなんて生えないのに…。
あまり日持ちしないんだなぁと学んだ出来事でした。
ルバーブ練り梅を梅干しの代わりに!いろんなアレンジ方法
カツオ梅 ★おすすめ★
ルバーブ練り梅にカツオ節とお醤油を少し加えて混ぜます。
お醤油でさらに塩分を足すのに抵抗があったんですが、これが大正解!!
梅干し(ルバーブ)の酸味がいい具合に中和されて、うまみが引き出される感じです。もう悶絶もの。
上の写真では、一番右側のおにぎりにのっているのがカツオ梅。ちょっと色が茶色くなります。
梅ドレッシング
カナダでさっぱりしたものが食べたい時に最高です。生野菜・温野菜どちらにも合いますし、茹でた鶏肉との相性も抜群です!
私が住んでいる地域ではポン酢は高級品ですが、ノンオイルの梅ドレのおかげでポン酢への欲求が満たされました(笑)さっぱり系和食ソースって素敵。
レシピも簡単で『練り梅:はちみつ:酢:お醤油=2:2:1:1』で混ぜるだけ。お醤油は控えめにしてもOKですし、オリーブオイルを混ぜるとコクが出ます^^
梅パスタ
梅とツナのさっぱりパスタは海外でも簡単に作ることができます。
大葉が手に入れば最高!カナダでは、ツナは水煮缶が多いので少しだけオリーブオイルを足しています。
パスタに和えず、キュウリ等の野菜と和えてもおいしいです。
ちなみに参考にしているレシピはこちら。
食べ方をもっと見るルバーブの食べ方おすすめ10選!海外で梅干しの代用にも!レシピも紹介
まとめに
ルバーブ練り梅を作って以来、海外生活での『さっぱり系レシピ』のバリエーションが劇的に広がりました。
作りたての暖かい練り梅は少し不思議な香りがして心配しましたが、冷えれば香りも消えて、味はちゃんと梅干しです。
材料もルバーブと塩のみというシンプルさで、大量に作れてしまうのもいいところ。アレンジもしやすいです。生のルバーブが手に入ったら、ぜひ作ってみて下さいね!