カナダ永住権のCOPR取得から最終インタビュー!質問内容や流れも

こんにちは!

先日、カナダ永住権の最終通知とも言える『COPR(Confirmation of Permanent Residence)』が届き、あっという間に最終インタビュー、永住権取得までたどり着きました。

今日は、カナダ永住権ファミリークラス国内申請の

  • COPR取得から最終インタビューまでの流れ
  • 最終インタビューの様子や質問内容

についてご紹介します。

ちなみに、少し前まで勘違いしていたのですが、すでにカナダに住んでいる場合、カナダ国外に出国して再入国するランディングは必要ありません。

 

 

カナダ永住権のCOPR取得から最終インタビューの流れ

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2019年1月末、eCAS上にて進捗状況が『Decision Made』に変わり、メールにて『Inland Landing Letter』が届きました。

Inland Landing Letterには、『PRの最終決定の日程調整のため、あなたの街のIRCCからご連絡をさせて頂きますよ。』と書いてあったため、てっきり日程の連絡があると思っていた我が家。

勝手に近日中に連絡がくるのだろうなと思って待っていました。

ところが。

待てど暮らせど、我が街のIRCCからは連絡がこず。

CanadaVisa.comのフォーラムを見ても、Inland Landing Letterから全く動きがなく、やきもきしている人がちらほら。焦る気持ちを落ち着かせ、さらに待つこと1週間。

Inland Landing Letterから1ヶ月が経ったある日、突然、IRCCから『COPR(Confirmation of Permanent Residence)』が届きました。

COPRとは、永住権の最終案内通知です。

COPRが発行されると、有効期限内に有効化(must be finarized)する必要があり、有効化は、空港の移民局、陸路の国境、カナダ各地のIRCCオフィスのどれかで行われます。

私の場合はすでにカナダに住んでいたため、最寄りのIRCCオフィスでCOPRの有効化を行いました。

ちなみに、COPRはこんな文章で始まり…↓↓

Your application for permanent residence in Canada has now been approved.

こんな注意書きが書かれています。

Please note that your Permanent Residency must be finalized prior to the expiry date of your Confirmation of Permanent Residence (CoPR), which will expire on: 約8ヶ月後の日にち.

これが、フォーラムとかでよく見かける『COPR』…!ついにここまで来たっ(((;゚Д゚))

さらにこの下には、手続きができる最寄りのIRCCオフィス2件が記載されていて、私の街は田舎だからなのか、予約は必要ないとのことでした。

インタビューの日程が組まれるとしたら、まあ1週間後とか2週間後かなと予想していたので、予約がいらないと知ってびっくり。

 

わたし
つまり、明日でもいいってこと? 明日は金曜日、それを逃すと週明けになる…!

 

『取れるのであれば、もう取ってしまいたい!』

そんな気持ちに突き動かされて、翌日移民局へ足を運ぶことに決めました。

こうして、突然やってきたCOPRによって、1ヶ月ほど停滞していたカナダ永住権申請は一気に動き出したのです。

 

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カナダ永住権の最終インタビュー体験談!持ち物や質問内容も紹介

最終インタビューの持ち物は?

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最終インタビューに持ち物は、COPRに記載されています。

こちら。

<持っていくもの>

  • COPRをプリントアウトしたもの
  • パスポート(私の身分証明書)
  • 写真2枚
  • 夫の身分証明書(免許証でOKでした)
  • カナダ永住権申請料のレシート

COPRに『The Right of Permanent Residence Fee(490ドル)』のレシートをプリントアウトしてくるようにとの記載がありました。

ちなみに、この490ドルは、永住権申請時に支払った1,040ドルに含まれています。なので、永住権申請料のレシートを持参したのですが、チェックされませんでした(´-`).。oO

また、スポンサーと一緒に面接に訪れるようにとも指定があります。

 

最終インタビューと質問内容

最終インタビューの流れについてご紹介します。

(インタビューというか、COPRの有効化と呼んだ方が正しいのでしょうか?)

インタビューの所要時間は、約20分ほど。

私が住んでいるのが田舎町のためか、待っている人もおらず、とてもスムーズだったと思います。

個室でインタビューが行われ、移民局の若い女性職員さんが手続きをしてくれました。

まず、最初に、住所や電話番号、メールアドレスが申請時と変わっていないかの確認からスタート。

かなり和やかな雰囲気です。

次に、パスポートや写真等の必要書類を職員さんに渡します。

この時、職員さんがCOPRのことを『Invitation(招待状)』と呼んでいたのが印象的でした。あぁ、私は歓迎されてカナダに移民するんだ、みたいな。

永住権申請がめんどうなので、IRCCに対しては怖いイメージというか、マイナスのイメージを抱きがちですが、別にそんなことないんですよね。

そこから、イエス・ノークエスチョンが4つ。

<どんな質問をされるの?>

  1. 犯罪を犯したことがあるか
  2. カナダ入国を拒否されたことがあるか
  3. カナダ退去を命じられたことがあるか
  4. 他に扶養家族がいるか

その質問がプリントされた『Confirmation of Permanent Residence』2部(これは移民局でプリントアウトしたもの)にイニシャルやサインを書き、終了です。

サインをしたCOPR1部を渡されます。

ちなみに、このCOPRはリーガルサイズという長めの用紙に印刷されています。日本のA4の1,5倍くらいの長さなので、折り曲げたくない場合は、専用の封筒を準備していくといいと思います。

この後、以下のことについて説明がありました。

  • 永住権と市民権の違い
  • 市民権申請について
  • PRカードについて
  • PRカードが届くまでの入出国について
  • SINナンバーやメディケア申請について

また、スポンサーである夫がむこう36ヶ月は私の面倒をみる必要があるよ〜みたいな説明も。

最後に『Congratulations!』とか『Welcome to Canada!』とか言われるのかなと期待していたら、そういう言葉はありませんでした(笑)

陸路で国境を越える必要もないし、思った以上にあっさりとした永住権を取得となりました。

昨日までまだかまだかと待っていたのが嘘のようです。

 

最終インタビューで説明されたこと

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最終インタビューで説明されたことについて、簡単にご紹介しておきます。

ちなみに、写真↑は市民権の説明でもらった書類です。

『Welcome and thank you for choosing Canada!』の文字にウルッときました。日本も移民が増えていますが、こんな風に温かく歓迎する国であってほしいと心から思います。

 

永住権と市民権の違い

まず、永住権と市民権は、ほぼ違いがないということ。

市民権には『選挙に行ける(投票ができる)』『陪審員になれる』という権利があるだけで、あとは永住権とほぼ同じだと説明がありました。

また、永住権は5年ごとに更新が必要になりますが、その条件として、5年のうち2年はカナダに滞在していなくてはいけません。

この『2年間』の定義がちょっと興味深くて、移民局職員さんの話では、『カナダ国籍を持つ配偶者と一緒であれば、カナダ国外に滞在していてもOK』なのだそう。

例えば、カナダ人の夫がカナダ国外で仕事を得て、それに一緒について行って外国で暮らした期間も『カナダ国内で過ごした期間』と見なされるということです。

市民権取得については、わりと詳しく説明がありました。

 

PRカードが届くまでの出国

PRカードは41日以内に郵送されてくるとのこと。

PRカードが手元に届くまでの間は、カナダ国内に留まっているのが望ましいとの説明もありました。

PRカードが届く前に出国した場合、絶対にカナダ入国できないというわけではなく、厳密には、

  • 陸路入国は大丈夫→国境でIRCCのデータが見られるため、PRカード郵送中なのが分かる
  • 空路入国はアウト→空港ではIRCCのデータが見られない

ということなんだそうです(つまり、問題になるのはカナダ入国の時)。

まあでも、41日以内にPRカードが送られてくるので、陸路が大丈夫あっても、わざわざ出国することもないかなーと思います。1年待ったんだから、もう1ヶ月くらい全然待てる(笑)

アメリカ、物騒ですしね(´-`).。oO

 

Work Permitは回収される?

また、7月に発行された『Work Permit(労働許可証)』も念のため持参したのですが、回収されませんでした。

『それはもうあなたのものだから、家で額に飾るなりなんなりどうぞ!』とのこと(笑)

 

SINナンバーとメディケア更新

私は7月に『Work Permit(労働許可証)』が発行された時点で、SINナンバーとメディケアを取得していたので、これを更新する必要があります。

永住権を取得した日は、時間が遅かったこと、オフィスが別住所だったことを理由に更新をしませんでした。

最終インタビューと同じオフィスの場合は、一連の流れで更新(または取得)まで終わらせた方がスムーズだと思います。

 

カナダ永住権のCOPR取得から最終インタビュー!その後は?

さて、カナダ永住権の最終インタビューが終わった翌日。

IRCCからメールが届きました。

メールは『IRCCアカウントがアップデートされたのでチェックしてね』といういつもと同じ内容です。

早速IRCCアカウントにログインしてみると…。

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  • Review of eligibility→Your eligibility has been reviewed.
  • Background check→Your background check was completed.
  • Final decision→Your application was approved.

こんな風に変わっていました。

あとは、41日以内にPRカードが郵送されてくるのを待つだけです。

カナダ永住権申請以来、ずっとチェックし続けてきたIRCCアカウント。

カナダ最初の1年は永住権への道のりだったと言っても過言ではないので、終わってホッとしている反面、少し寂しいような気がするのも正直なところです。

とはいえ、もうやりたくないかな(笑)

 

まとめに

カナダ永住権のCOPR取得や最終インタビューについてご紹介しました。

長かったカナダ永住権取得への道のりも本当にあと少し。最後にPRカードを受け取れば、全行程が完了です。

最終インタビューは、ちょっと拍子抜けするくらいあっさりと和やかに終わりました。質問内容もイエス・ノーだけの簡単なものでしたので、あまり心配せずに挑んで大丈夫だと思いますよ^^

最後に、永住権関係の記事を読んでコメントを下さった皆様、個別にお問い合わせを下さった皆様へ。

永住権待ちの時間は長く、不安や孤独を感じることもありましたが、頂いたコメントやメールを見て『同じ目標に向かっている方がたくさんいるんだな』と何度も勇気付けられました。

永住権取得にあたって、家族以外の誰かと繋がり、こんな風に暖かく体験を共有して頂けるとは思ってもいませんでした。

ご質問を頂いたり、近況をご報告頂いたり、進捗状況を気に掛けて頂いたり。永住権申請によって生まれたご縁、とても貴重な嬉しい体験になりました。

ありがとうございました。

私のカナダ永住権への道のりはもうすぐ終わり、記事の情報はどんどん古くなっていきますが、少しでも長く誰かのお役に立てるといいなと思っています。

 

取得方法(取り方)や費用については、こちら。

>>カナダ永住権【結婚編】必要書類とビザの取り方2018年版!申請費用も

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最後までお読み頂きましてありがとうございました。

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