無犯罪証明書(PoliceCertificate/カナダ永住権用)の取得方法!必要書類も

 

 

こんにちは!

カナダ東部の田舎町に住むMACOです。

カナダ永住権を申請するのに必要になる無犯罪証明書(Police Certificate)。

犯罪経歴証明書、渡航証明書、Criminal Recordと呼ばれることもあります。

今回、私はカナダ国内から永住権を国内申請でアプライしましたが、無犯罪証明書は日本を出発する直前に取得してきました^^

今日は、日本で無犯罪証明書を取得した体験談をもとに、取得方法(取り方)や必要書類をまとめました。注意点も一緒にご紹介しますね!

 

 

 

無犯罪証明書(PoliceCertificate/カナダ永住権用)とは?

『無犯罪証明書』とは、各都道府県の警察が発給する書類で、犯罪経歴の有無について証明する公文書です。

日本語に加えて、英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語で書かれているので、翻訳する必要はありません。

翻訳する必要がない…というか、絶対に封筒を開けてはいけません!

無犯罪証明書は、中を見ることができないんです。実際に、封筒にも『開封無効』としっかり書かれています。

開封せずに、永住権書類として提出するようにしてくださいね。

 

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無犯罪証明書(PoliceCertificate/カナダ永住権用)の取得方法!日本で取る場合の必要書類もチェック

どこで取得できる?

無犯罪証明書を取得できるのは、住民登録をしている道府県の警察本部です。

現在、日本国内に住民登録がない場合は、最終の住民登録地、または外国人登録地を管轄する都道府県警察本部で取得することができます。

ここで注意したいのは、県の警察本部で取得するということ。例えば、交番や各市の警察署で取ることはできません。

私は九州のとある県出身ですが、住民票を置いていたのはその県のとある田舎の町。なので、わざわざ警察本部のある街まで2時間かけて出向き、申請・受け取りをしてきました。

申請にあたっては、管轄の警察本部に事前に電話をして、受付時間や必要書類、手続きの流れを確認した方が安心ですよ^^

 

必要書類は?

必要書類については、東京都に住民登録している日本人が、警視庁で取得する場合を例にしてご紹介します。

※かならず、事前に自分が来庁する警察本部に確認をするようにしてくださいね!

無犯罪証明書の申請に必要な書類はこちら。

  1. パスポート
  2. 以下のうち、いずれか1通
    ・住民票(発行から6ヶ月以内)
    ・官公庁から発行され、氏名・住所が記載されたもの(運転免許証など)
    ・住民基本台帳カード(氏名・住所が記載されているもの)
  3. 提出先機関からの証明書を要求する文書等、証明書発給の必要性が確認できる書類

私の県は、手数料が350円でした。2018年10月現在、警視庁は無料のようなので、各都道府県によって違うんですね。

また、❸の『提出先機関からの証明書を要求する文書』は、IRCCのホームページから『Police Certificateが必要ですよ』と書かれたページをプリントアウトして持っていきました。

 

取得の流れ(申請から受取まで)

無犯罪証明書は、すぐには発行されません。

即日発行ではないんです。

警視庁のホームページにある申請から受取までのポイントをまとめると、

  • 申請日から発行までに約2週間かかる
  • 年末年始、ゴールデンウィークは3週間ほどかかる
  • 指紋を取るので、必ず本人が来庁
  • 郵送不可

という感じです。

つまり、基本的には、申請に1回、受取に1回、合計2回の来庁が必要になるというわけですね。

私は受け取りがカナダへの出発日の2週間ほど前になるように逆算して取得しました。カナダ永住権申請に使う書類なので、有効期限のことを考えるとあまり余裕を持って取得しすぎてもいけないのかなと思って。

※カナダ永住権申請に提出する無犯罪証明書の有効期限は、正直なところ分かりません。ネットで調べてみても、3ヶ月という意見、6ヶ月という意見いろいろで…。肝心のIRCCにも有効期限の記述は見つけられなかったと思います。

私は無犯罪証明書取得からちょうど6ヶ月目に永住権書類を提出しました。今のところ何も言われていないので、このままパスするといいなーと祈っています(´-`).。oO

 

無犯罪証明取得の体験談

私が無犯罪証明書を取得したのは、九州のとある県警本部。

建物はとても古く、ドラマ『SPEC』さながらの独特の雰囲気が漂っていました(笑)

1回目の来庁では、鑑識課で必要書類を記入し、指紋を採ってもらうという流れです。

ドラマさながらの雰囲気の中、向かう先は鑑識課というテレビでしか聞いたことない場所。

怖めの刑事さんから、ギューギュー痛いめに指紋を採られるだろうか…とドキドキしながら、売店で350円分の印紙を購入し、辿りついた先には。

若いイケメンの刑事さんが!

しかも、受付からの連絡を受けて、わざわざ鑑識課のドアの前で待っていて下さいました。

必要書類を記入し、指の指紋を10本分、1本ずつ採取します。採取するところを見つめていると、『見ないで下さい』と注意されました(笑)

所要時間は約20分ほど。

あとは出来上がりの日にちの説明を受け、帰るだけです。

2回目の来庁は、できあがった無犯罪証明書を受け取るだけ。

自分に犯罪歴があるかどうかは聞いても教えてもらえません(聞いた、笑)。

また、無犯罪証明書は封筒に入っています。『絶対に開封せずに提出すること』『使わなかったら未開封のまま返却すること』と説明を受けました。

2回も来庁する手間はかかりますが、手続き自体はすごく簡単でしたよ^^

 

 

無犯罪証明書(PoliceCertificate/カナダ永住権用)の取得方法!カナダ国内から申請する場合は?

カナダにいても、日本の無犯罪証明書を取得することができます。

ただし、申請から取得まで約2〜3ヶ月ほど時間がかかるため、永住権申請の日程とあわせながら計画的に取得する必要があります。

トロントで取得する場合を例にご紹介します。

 

必要書類

  1. パスポート
  2. カナダ運転免許証、OHIPカード等の身分証明書1点
  3. 申請書(当日記入かダウンロードして記入)
  4. 使用目的が明らかになる書類

手数料は無料ですが、指紋採取を行う専門エージェンシーに対して別途手数料(約50ドルほど)がかかるようです。

 

取得の流れ(申請から受取まで)

申請から受取までの流れはこちら。

  1. 日本領事館へ問い合わせ
  2. 日本領事館で手続き
  3. 専門エージェントで指紋採取
  4. 日本領事館へ書類提出
  5. 証明書の受け取り

カナダで手続きをする場合も、必ず事前に日本領事館へ問い合わせをしましょう。カナダ各地の日本領事館のホームページをご紹介しますね^^

<各地の日本領事館>

それぞれの日本国領事館のホームページには、受付時間や必要書類、申請の流れ等が詳しく書かれています。必ず事前に確認するようにして下さいね。

 

無犯罪証明書(PoliceCertificate/カナダ永住権用)、コニーさんの取得体験談

当ブログを読んで下さったカナダ永住権申請者のコニーさんから、2018年秋に警視庁で無犯罪証明書を取得した体験談を頂きました^^

一部抜粋させて頂きますので、これから警視庁で無犯罪証明書を取得される場合は、ぜひ参考にしてみて下さいね。

 

待合室で待つこと数分。

係りの方が迎えに来てくれて、事務所に連れて行ってくれます。歩いてすぐです。その前に駅の改札のようなゲートがあり、渡された訪問者パスをかざしてゲートを通ります。

事務所では要件を聞かれ申請書に記入。そして、無犯罪証明書が必要な事が分かる証明書を求められます。

私はチェックリストしか持っていなかったのですが、私の名前が入った書類じゃないとダメと言われました。

ですが、申請前なので移民局からのレターもない旨を説明したところ、申請前の申請書でも良いと言われましたが持参していなかったため、あわや出直しかと思っていたらデータでも良いとのこと。

たまたまスマホに保存していたのでそれをみせて申請書をやっと受理してもらえました。

その後、指紋を全部の指にとられて、12日後に取りに来るように引換証をもらいました。帰りはまた係りの方が受付まで同行してくれ、パスをかざしてゲートをあけ、パスを返却して終了です。

今回の反省点、結果として受理してらもらえましてが、訪問前に電話をして必要な書類を確認すべきでした。

これからの方はお気を付けください!

 

ちなみに、私は九州の地方都市の警察本部で取得しましたが、『無犯罪証明書が必要な事が分かる証明書』は特に詳しくチェックされませんでした(多分、持参した書類には私の名前も入ってなかったと思う…汗)。

もしかしたら、各受付場所(もしくは担当者)によって見解が違うかもしれないので、事前に確認しておくと安心ですよね。

コニーさん、貴重な体験談をありがとうございました^^

 

フルの体験談はこちらのコメント欄で読めます。

>カナダの永住権【結婚編】必要書類とビザの取り方2018年版!申請費用も

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無犯罪証明書(PoliceCertificate)のちょっと小ばなし

余談ですが、日本の無犯罪証明書の発行って、要件がすごく厳しいです。

発行の必要書類に

提出先機関からの証明書を要求する文書等、証明書発給の必要性が確認できる書類

とあるように、明確な理由が必要とされます。

うちの夫(当時日本滞在7年)が、帰国に際して、大学に戻るために日本での無犯罪証明書が必要になった時のこと。

『大学から取得を求められている』と説明しても、発行理由に当てはまらないとして発行してもらえませんでした。

当時、県警に電話をしてどうにか取得できないものかとお願いしたんですが、外務省に取り次がれ、外務省の方とメールのやり取りをし、かなり大変な流れになると説明を受け…。

結局、カナダの大学に連絡し、別の方法で証明するというかたちを取ることになりました。

カナダはパートタイムジョブを始めるのですら、職場によっては、Police Certificateを取得する必要があったりと意外に身近な存在なのですが、ところ変わればですね。

まあ、日本ではほとんど取得する機会がないので、ほいほい発行されないのも納得です。

ちなみに、この時対応して頂いた警察署、外務省の職員の方は皆さんすごく親切で、いわゆる『お役所仕事』的な印象はまったく感じずに、感動したのを覚えています。

あぁ、日本の丁寧な応対、懐かしいなぁ(笑)

 

 

まとめに

カナダ永住権用の無犯罪証明書(PoliceCertificate)の取り方についてご紹介しました。

日本国内で手続きする場合は2〜3週間ほど、カナダ国内から手続きする場合は2〜3ヶ月ほど時間がかかります。

いずれにせよ、どちらも即日発行されるわけではないので、永住権申請にあわせて計画的に取得したいですね。

取得方法や必要書類については、かならず事前に各警察本部へ確認をして頂くようお願い致します^^

それでは〜!

 

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