メープルタフィーの作り方!冬のカナダのシュガーシャック体験談も

こんにちは!

カナダ東部の田舎町に住むMACOです。

カナダの冬の名物『メープルタフィー』をご存知ですか?

冬のカナダでは、雪の上にメープルシロップをたらして、それをくるくる巻き取って作るキャンディ。これがメープルタフィーです。

寒い雪国ならではの体験。

でも、雪とメープルシロップがあれば自宅でも手作りすることができるんです!

今日は、メープルタフィーの作り方とシュガーシャック(メープル祭り)に行ってきた体験談をご紹介します^^ すごく楽しかったので、ぜひ冬のアクティビティの参考にしてみて下さいね。

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冬のカナダの風物詩メープルタフィー(Maple Taffy)とは?

メープルタフィ、カナダ、雪の上

メープルタフィー(Maple Taffy)とは、メープルシロップ煮詰め、それを雪の上に垂らして作るキャンディのこと。

雪の上にたらしたメープルシロップが固まってきたら、棒にくるくる巻きつけて作ります。

メープルタフィー、コクのある甘さですごーーーくおいしい。雪の上で作っているので、ところどころシャリシャリのを感じることができます。

ちなみに、メープルシロップは、サトウカエデの木から採取された樹液を煮詰めて作られます。

採取したばかりの樹液はサラサラで、うっすら甘みがある程度なんですよ^^

メープルの木の樹液の98%は水。40リットルの樹液から、わずか1リットルのメープルシロップしかできません。

 

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メープルタフィーの作り方!自宅でも簡単に手作りできます

メープルタフィーの作り方

メープルタフィーの作り方をご紹介します。材料は2つだけ。

  1. きれいな雪
  2. メープルシロップ

我が家は、メープルシロップを1カップ(250ml)使いましたが、大人2人で食べきらないくらいの量ができました。

 


メープルタフィー、作り方

❶メープルシロップを煮詰める。

ブクブクと泡立ってくるので、焦げないようによくかき混ぜましょう^^

 


メープルタフィー、作り方

❷水の中にメープルシロップをたらし、アメ状に固まったら準備オッケー。

煮詰め方が足りない時は、アメ状になりません。液体のまま水に溶けてしまったら、まだタフィーにできる状態ではないということ。もっと煮詰めましょう。

 


メープルタフィー、作り方

❸雪の上に煮詰めたメープルシロップをたらす。

外から取ってきた雪でやる場合は、雪はふんわり盛り付けた方がいいそうです(笑)

 


メープルタフィー、作り方

❹棒でメープルシロップをくるくる巻きとってキャンディにする。

  • あっという間に固まってしまうので、1個ずつ作るのがおすすめ
  • すごく歯にくっつくので銀歯には気をつけて…!(海外で歯医者、悪夢ですよね)

 

メープルタフィーを作った経緯

メープルタフィー、作り方

※固まってしまったタフィー、キラキラして美しい。

2020年3月。

世界的に感染が拡大しているコロナウィルスの影響で、カナダ各地でメープル祭り(シュガーシャック)が中止になりました。

そうして始まった自主隔離、10日目。インスタで仲良くして頂いているカナダ在住日本人の方が、自宅でメープルタフィーを作っていらっしゃるのを発見。

『すっごく楽しそう!でももう雪も溶け始めているし、来年かな。』と思っていた矢先、素晴らしいタイミングで大雪が降りました。

家でシュガーシャック体験ができるとウキウキ、夫を誘ったものの…。

 

めんどうくさいから嫌だ!
わたし
え。

 

 

ところが、1時間ほど経ったある時、『雪を取りにいこう』とヨーグルトの空き容器を持った夫が現れました。どうやら、YouTubeでメープルタフィの作り方を調べてみたら意外に簡単にできることが分かり、いきなりやる気が出た様子。

のこのことアパートの外へついて行き、雪を集めていると『そこはダメ、ここはダメ、んも〜何も分かってない!』と厳しい指導が入ります。

メープルタフィー、作り方

メープルタフィーに適した雪は、

  • 建物から離れたところ
  • 除雪車が通る道のそばじゃないところ
  • 塩を撒いていないところ
  • 雪かきをした場所の近くじゃないところ
  • 新鮮な雪の表面だけをとるべし

だそうです。

家の庭とかが一番よさそうですね。

こうして一悶着ありながらも、楽しく終わったメープルタフィー作り。自主隔離中のいい気分転換にもなりましたし、子供さんがいる場合は、親子で楽しめるアクティビティだと思います^^

自宅から出られないとはいえ、普通の暮らしを送ることができること、家族一緒に無事でいられることのありがたさを感じる良いきっかけになりました。

 

 

メープルタフィーはどこで食べられる?シュガーシャック体験談も

カナダの名物メープルシロップ。

メープルシロップはシーズンがとても短く、1年のうち3月〜4月の短い間しか採取されません。

3月〜4月のこの時期、カナダ各地では『シュガーシャック(sugar shack)』と呼ばれるメープルシロップを作る小屋がオープン。大きなメープル祭りも開催されます。

シュガーシャックは、観光客はもちろん地元の人にも大人気。

【こんな体験ができます】

  • メープルの樹液採取を見学
  • メープルシロップを煮詰める工程を見学
  • メープルシロップを使った食事
  • 馬車体験
  • スノーメープルタフィー体験

私が行ったメープル祭りはアクティビティを選べるようになっていて、チケット先払いでした。たしか20ドルくらい。

伝統的な朝ごはんを食べて(メープルシロップたっぷりのパンケーキ、スクランブルエッグやベーコン)、おいしい朝ごはんを食べて、雪の中でスノーメープルタフィーを作って食べて、真っ白な雪景色を見ながら馬車に乗って…。

カナダの冬を超堪能できました。

 

わたし
メープルの木に蛇口をつけて樹液を採取している光景も見ることができるよ。

 

メープル祭りやシュガーシャックでは、メープルタフィーを食べることもできます。

私が行ったところは、メープルタフィーは別料金で2ドルでした。

シュガーシャックでは、昔ながらの方法で樹液を煮詰めてメープルシロップを作る過程を見学することができます。

ケベック、トロント、バンクーバー等の大都市をはじめ、カナダ各地にシュガーシャックがあります。3〜4月にカナダを訪れる場合は、ぜひシュガーシャックに足を運んでみてくださいね^^

※特に、ケベックはカナダ最大のメープルシロップの生産地です。

 

わたし
観光地では夏でもメープルタフィー体験をできるところがあるよ。

 

 

まとめに

雪の上にメープルシロップを垂らして、タフィー作り。雪国カナダならではの体験です。

メープルタフィーは自宅で楽しく作ることができます。作り方も簡単ですので、ぜひ一度試してみて下さいね。

長く寒かった冬ももうすぐ終わり。

3〜4月はオフシーズンのイメージが強いカナダですが、シュガーシャックやメープル祭り等の楽しいアクティビティがいっぱいです。

ぜひ冬のカナダ観光の選択肢のひとつに入れてみてくださいね。

 

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