こんにちは!
カナダ東部の田舎町に住むMACOです。
インスタントポットの炊飯機能は、圧力を使ってお米を炊き上げます。
実家の母がよく『圧力鍋で炊いたお米は格別よ!』と力説していましたが、本当にその通りでした。
設定も簡単。しかも20分ほどで食べられるので時短にもなりますよ^^
今日は、インスタントポットを使った白米や玄米のおいしい炊き方をまとめました。炊飯モードを使わない場合の時間や水加減もご紹介します。
【この記事がおすすめなのはこんな人】
- インスタントポットを使ってお米を炊きたい
- 白米も玄米どっちも炊いてみたい
- おいしく炊くコツを知りたい
インスタントポットで炊いたお米、普通の炊飯器と違う?
インスタントポットで炊いたお米の特徴
最初に声を大にして言いたいのは、インスタントポットで炊いたお米はすごく美味しいということ。普通の炊飯器で炊いたお米とは比べものになりません。
インスタントポットで炊飯したご飯は、こんな特徴があります。
- 粘り気が強い
- 味が濃くて甘みが強い
- もちもち感が強い
『粘り気が強くてあまい』お米が炊き上がります。
カナダのスーパーで買った普通のお米がこんなにおいしく炊けるなんて、もう目からウロコ。
実家の母がインスタントポットで日本のお米を炊いた時は『もち米みたいに粘り気があってあまい!』と感動していました^^
おいしく炊ける理由
インスタントポットは、圧力を使ってお米を炊きます。
圧力を使って炊いたお米がおいしい理由は、圧力鍋の高温調理によって『お米がアルファ化する』ためです。
【お米のアルファ化とは?】
- ベータデンプンがアルファデンプンに変わることを『アルファ化』という
- 炊飯する前のお米にはベータデンプン(おいしくない)が大量に含まれている
- 水と熱を加えるとベータデンプンはアルファデンプン(おいしい)に変化する→炊いたお米がおいしく感じる理由はコレ
- 温度が高ければ高いほど、アルファ化が起こりやすい
圧力調理は、内釜内部の圧力を高めることで100度を超える高温でお米を炊くことができます(=通常よりも高温で炊ける)。
そのためお米のアルファ化が促進され、炊飯器よりも速くおいしくごはんが炊けるというわけですね^^
インスタントポットには炊飯用の目盛りがないけど水加減は?
インスタントポットで炊飯する場合、まず最初に戸惑うのが『水加減』です。
普通の炊飯器ならお釜に目盛りがついていますが、インスタントポットにはお米用の目盛りはなし。これは一体どうしたものか…。
インスタントポットを炊飯器がわりに使っている友人に話を聞き、あれこれ試してみた結果、
この比率がベストという結論に至りました。
例えば、米が1カップの時はお水も同じ容器で1カップ。
我が家ではお米を計ったカップでそのまま水を計り炊飯する…という流れです。計量カップが水に濡れるのが嫌だったら、お米の水用の計量カップを1つ準備するのもおすすめ^^
1:1の比率で炊飯する場合、インスタントポットの圧は自然に抜けるのを待つ『ナチュラルリリース』を使います(後述)。
ちなみに地味に困るのが、炊き込みごはん等の『最初に調味料を入れて、水を所定の目盛りまで足して調節』という感じのレシピ。
こういうレシピの場合、私は最初に炊飯器を使って調味料と水の加減を調整し、その後インスタントポットに移しています。それならもう炊飯器で炊けばいいんじゃないかという気もしますが…。そこは気分次第です(笑)。
インスタントポットを使った白米や玄米のおいしい炊き方を徹底解説
白米
【ポイント】
- 白米と水は『1:1』
- 食べるまでの時間:約20分
- お米をといで20分浸水させる(浸水させなくてもOK)
- 『圧力調理ボタン』を押して設定する
♦圧力レベルボタン:高圧力
♦+−ボタン:2分
♦圧力バルブの向き:Sealing - セットしたら自動で調理スタート
- 調理が終わったら、自然に内圧が抜けるのを待つ(約15分ほど)
- フタ上部のシルバーのボタンが下がっていることを確認し、フタを開ける
インスタントポットの設定のやり方を写真で詳しくご紹介します^^
- 『圧力調理ボタン』を押す
- 『圧力レベルボタン』で圧力を高圧力にする
- 『+−ボタン』で時間を設定する(白米炊飯の場合は2分)
設定して10秒くらい経つと『ピーッピーッピーッ』と3回鳴って、自動でスタートします^^ あとは炊けるのを待つだけ。
炊き上がった後もピーッと音がなりますが、何もしなくてオッケー。内圧が自然に抜けるのを待ちましょう(ポイントです!)。クイックリリースで強制的に内圧を抜くと、余分な水分が多い炊きあがりになります。
ちなみに、私はめんどうくさいので白米は浸水させていません。それでも、ちゃんとおいしく炊けますよ^^
玄米
【ポイント】
- 玄米2合(360ml):水400ml
- 食べるまでの時間:約30〜40分
- 玄米をといで1時間浸水させる
- 『圧力調理ボタン』を押して設定する
♦圧力レベルボタン:高圧
♦+−ボタン:15分
♦圧力バルブの向き:Sealing - セットしたら自動で調理スタート
- 調理が終わったら、自然に内圧が抜けるのを待つ(約15分ほど)
- フタ上部のシルバーのボタンが下がっていることを確認し、フタを開ける
玄米は浸水させないと、ちょっと炊き上がりが固いです。玄米の場合は事前に浸水しましょう。
おかゆ
【ポイント】
- 白米と水は『1:8』
- 食べるまでの時間:約1時間
- お米をといで水と一緒に内釜に入れる
- 『おかゆボタン(Porridge)』を押して設定する
♦圧力レベルボタン:高圧力
♦+−ボタン:20分
♦圧力バルブの向き:Sealing - セットしたら自動で調理スタート
- 調理が終わったら、自然に内圧が抜けるのを待つ(約15分ほど)
- フタ上部のシルバーのボタンが下がっていることを確認し、フタを開ける
炊飯ボタンを使わないのはなぜ?
インスタントポットには『炊飯ボタン』がありますが、私は炊飯ボタンを使わずに『圧力調理』を使っています。
理由はこちら。
- 自分で設定した方が速く炊ける(炊飯ボタン35分、圧力調理20分)
- 圧力調理で高圧力2分の方がおいしい
炊飯ボタンを使うと、自動的に『低圧力12分』になります。
結果として自分で設定した方が速く炊けるし、味もおいしいので炊飯ボタンは使わなくなりました。高圧2分で炊いたお米の方が粘り気もあまさも強い気がしています。
どちらも使ってみて、ぜひ味の違いを感じてみて下さい^^
インスタントポットは保温ができないので注意!
インスタントポットでごはんを炊く時に注意したいのが、保温はできないということ。
炊飯した後にそのままお米を入れたまま『保温(Keep Warm)』にしておくと、ガビガビに乾燥してしまいます(体験談)。
ほんの2〜3時間でガビガビになるので、炊き上がって圧が自然に抜けたらすぐにキャンセルボタンを押し、電源を切っておきましょう。
まとめると、
- 自然に内圧が抜けるのを待つ
- フタを開けて炊け具合をチェック
- 取消しボタン(Cancelボタン)を押し、コンセントを抜く
- お米を別の容器に移し替える
こんな感じです。
炊飯した後の内釜は、炊飯器の内釜ほどスムーズには洗えません。お米がちょっとくっつく感じ。洗いやすくするためにも、お米を取り出した後すぐに水を入れておくのがおすすめです。
余談ですが、お米を移し替える容器に狙っているのが『HARIO』の陶器製おひつ。次の一時帰国で絶対に買いたいです^^
陶器のおひつは吸水性に優れていて、お米の余計な水分を吸収してくれます。HARIOのおひつは電子レンジもオッケーで、温める時には水分を放出してお米をふっくら仕上げてくれるのだそう。
これ↓↓
インスタントポットはどこで買う?
日本で買うなら
2020年5月時点、日本で販売されているのは、以下の2機種。
楽天やアマゾン等の通販サイトの他、日本のインスタントポット公式サイトでも購入することが可能です。
カナダで買うなら
カナダから購入したい場合は、店頭かネット通販です。
ネットで買うなら、カナダの楽天リーベイツ経由でAmazon等の通販サイトで購入するのがおすすめ。
こちら↓↓
『楽天リーベイツ』というキャッシュバックサイトを経由するだけで、数パーセントのキャッシュバックがつくのでお得です。
Amazonやセフォラ、ウォルマートでよくお買い物をするなら、利用して損はないと思います^^
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Rebatesってなに?
まとめに
インスタントポットを使ったおいしいご飯の炊き方をご紹介しました。
白米も玄米もポイントは『圧力が自然に抜けるのを待つこと』。
水加減は白米の場合『白米:水=1:1』でおいしく炊飯できます^^
日本のお米のカップで1合(180ml)の場合、
- 白米:水=2合:2カップ(360ml)
- 玄米:水=2合:2+1/5カップ(400ml)
こんな感じ。
インスタントポットは圧力調理で炊飯するため、もっちり粘り気があり甘くておいしいご飯が炊き上がります。保温できないのがちょっと難点ですが、それでも炊き上がったごはんの美味しさには変えられないくらいです^^
ぜひ一度試してみて下さいね。