こんにちは!
カナダ東部の田舎町に住むMACOです。
アメリカ・カナダで大流行中のインスタントポット(Instant Pot)。
購入して以来、便利すぎて週2〜3回の頻度で使っています。おかげで、毎日の料理がすごくラクになりました。
日本でも購入できるようになりましたが、まだまだ日本語での解説が少なくて不安な方も多いのでは?
今日は、インスタントポットを使ってみた感想と口コミをご紹介します。日本で販売されている2機種(デュオミニとコストコモデル/Nova Plus)の違いもじっくり比較しました。
\インスタントポットは日本でも買えます/
Instant Pot(インスタントポット)とは?
Instant Pot(インスタントポット)は、カナダ・オタワ生まれのマルチ電気圧力鍋。
インスタントポットの歴史はまだ新しく、発売されたのは2010年です。
現在、アメリカやカナダで社会現象ともいえるほど大人気のインスタントポット。
口コミでじわじわと人気が広がり、2016年夏、Amazonプライムデーで爆発的な大ヒット!わずか1日で21万5千台を売り上げて以来、現在も根強い人気を誇っています。
人気の理由は、1台にいろんな家電の機能がついていること。
【例えば…】
- 圧力調理
- スロークック
- 炊飯器
- 蒸す
- 炒める
- 煮込む
- ヨーグルトメーカー
インスタントポットは、電気式で火を使わないからほったらかしでもオッケー。それなのに、どの料理もびっくりするほどおいしく仕上がるので、毎日の料理がちょっと楽しくなります。
ちなみに、インスタントポット本体の中にはステンレスの内釜がついていて、炊飯器のように取り外しができます。
この内釜、汚れがサッと落とせて優秀。
軽いので、お手入れも簡単。すごく洗いやすいです(ただし、お米を保温するとこびりつくので注意)。
また、付属品として
がついてきます。
私が調べた限り、インスタントポットの日本語のレシピ本はまだないようなので、100品掲載されたレシピブックがついてくるのは嬉しいポイントだなと思います^^
インスタントポットのデュオミニとコストコモデルを徹底比較
日本で販売されているのは、こちらの2種類のインスタントポットです。
- インスタントポット デュオミニ(DUO Mini)
- インスタントポット ノバプラス(Nova Plus/コストコモデル)
それぞれの機種について、詳しくご紹介していきます。
インスタントポット デュオミニ(DUO Mini/ISP1001)
アメリカで一番売れているモデルで、1台7役のインスタントポットです。
こちらの7機能がついています^^
サイズは、2〜4人用の3リットル。次に紹介するコストコモデルと比べると、半分くらいのコンパクトサイズです。
インスタントポット Nova Plus(コストコ/ISPCNV6)
2019年の秋頃から、『インスタントポット Nova Plus(5.6L)』というモデルが日本のコストコで販売されています。
『インスタントポット デュオミニ』の1台7役に加えて、マルチグレインモード(玄米や穀物の調理に最適なモード)とおかゆモードがついた1台9役です。
Nova Plusは、大きさが5.6リットル(6クオート)。デュオミニと比べると、約2倍の大きさですね。
デュオミニとNova Plusの違い
日本で販売されているインスタントポット、デュオミニとNovaPlus(コストコ)を比較してみました。
DUO Mini | Nova Plus | |
販売価格 | 約14,000円 | 約25,000円 |
機能 | 1台7役:炒める、煮込む、蒸す、圧力、炊飯、スロークック、ヨーグルト | 1台9役:DUO Miniに加えて、マルチグレインモード、おかゆモード |
容量 | 3L (2~4人分) | 5.6L (5~8人分) |
サイズ | 幅29×奥行25.5×高さ28.5 | 幅35×奥行31×高さ32 |
重さ | 約4kg | 5.2kg |
2つのモデル、一番の違いは『大きさ』と『機能』ですね。
機能面で大きく違うのは、マルチグレインモードとおかゆモードがあるかどうか。炊飯の機能に加えて、玄米やおかゆの機能を付けたいなら、NovaPlusが便利ですね。
また、大きさについて、NovaPlus(5.6L)はDUO Mini(3L)の約2倍の大きさです。
数字だけでは大きさを想像するのが難しいですが…。
参考までに、人気の電気調理器ヘルシオホットクック(シャープ)のサイズ展開は、2.4L、1.6L、1Lの3種類です。
ヘルシオホットクック↓↓
ホットクックのサイズ感を考えると、3Lサイズのデュオミニの方が日本人に親しみやすいサイズなのかなと思います。
ちなみに、ヘルシオホットクックとインスタントポット、値段の違いはこちら。
- インスタントポット:約14,000~25,000円
- ホットクック:約33,000~76,000円
※価格は2020年5月時点のものです(参考:価格.com)
インスタントポットは、とても買いやすい値段なことが分かりますね^^
ヘルシオホットクックに比べると、少しシンプルな機能ですが、それでも1台7役。このコスパの良さは大きな魅力だと思います。
インスタントポットの別売パーツ
インスタントポット公式サイトでは、別売でパーツを販売しています。
【例えば…】
- 替パッキン(シリコンリング)
- ガラス蓋
- 内釜(セラミック、ステンレス)
各パーツの必要性について簡単にご紹介します。
替パッキン
インスタントポットは内釜を丸洗いできるので、どんな料理をしてもほとんど匂いがつきません。
ただし、パッキンだけは別。
納豆など匂いが強いものを作ると『パッキンにだけ』匂いがつきます。楽天などで購入するなら、替えパッキンをおまけで付けてくれるお店を選ぶとお得かも。
ガラス蓋
インスタントポットの蓋は大きくて重く、ひねってかぶせるスタイルなので、乗せるだけではちょっと安定感に欠けます。
また、かぶせると鍋の中が見えなくなってしまうので『料理が入っていることを忘れてしまうかも』と心配になることもしばしば(笑)。ガラス蓋、あると重宝するだろうなぁと思っています。
ガラス蓋があれば、料理が入った内釜を冷蔵庫に保管するのも簡単になりますしね^^
内釜
インスタントポットの別売パーツにセラミック製の内釜があります(標準でついてくる内釜はステンレス製)。
後述しますが、ステンレス製の内釜はお米の保温には向いていないのが難点。インスタントポットでよくご飯を炊く人は、お米がくっつきにくいセラミック製の内釜があると便利です。
インスタントポットの海外モデルはどう?違いはある?
インスタントポットを使ってみた感想を調べていると、たまに目にするのが『海外から取り寄せた』という声。
たしかに本場カナダやアメリカの方が種類も多いですし、日本にはない機能がついたモデルがあります。
でも個人的には、わざわざ海外モデルを取り寄せるよりも、日本で販売されているものを買った方が安心だと思います。
理由はこちら。
- コンセントの形がちがう
- 電圧がちがう
- 日本語表示の方が絶対に安心
北米のコンセントは3つピンがついているタイプです。そのまま日本のコンセントに差し込むことができません。
電圧は日本の方が弱いので、変圧器は使わなくてもオッケーですが…。そういうことを考えるのもちょっと面倒ですよね。
そして、なにより日本語で説明書やレシピブックを読めるのは大きなメリットです!
こちら、カナダで買ったインスタントポットについてきた本。
海外から取り寄せたモデルは、本体のボタン等も英語です。説明書やレシピ本もそう。
圧力鍋機能を使う時は、しっかり扱い方を理解してからじゃないと危険かも。
絶対にほしい海外モデルがあるなら話は別ですが、日本販売モデルの方がおすすめです。
インスタントポットの口コミと評判をチェック
アメリカのAmazonや日本の楽天で、インスタントポットの口コミを調べてみました。
ちなみに、アメリカのAmazonで1台7役のDuo Novaの口コミは、4000件以上。5スター中4.7スターで、83%が5スターをつけています。
良い口コミ
まず良い評判はこちら。
- すべての料理に使ってる、もう手放せない。
- 煮込み料理からケーキまでなんでも作れる
- 炊飯器もスロークッカーもいらなくなった
- 今まで買ったキッチン家電の中で一番良い
- 他の商品に比べて値段が安くて良い
- 内釜を洗うだけでいいから軽くて簡単でいい
1台で多機能なことを喜ぶ声が多かったです。
『今まで買ったキッチン家電の中でベスト』という意見、これ以上ないくらい賛成です。時短・簡単・おいしいと良いことづくしなので、もっと早く買えばよかったと後悔しているくらい。
デュオミニだと15000円程度で、値段が安いのも嬉しいポイントですね^^
悪い口コミ
一方で、悪い評判はこちら。
- 付属の料理本に書いてある時間で野菜を茹でると柔らかくなりすぎる
- 1年で壊れてしまった
- 炊飯の目盛りがなく分かりにくい
1スター、2スターの悪い口コミは『長持ちしなかった、壊れてしまった』という声がちらほら見られました。
ただ、私のまわりでは何年も使い続けている人も多いですし、壊れたという話は聞いたことがありません。心配な場合は、長期保証をつけられるお店から買うと安心ですね^^
炊飯の目盛りがないことについては、私も最初ちょっと戸惑いました。これは、お水を計量カップで計って入れるように習慣付ければ問題なしです。
おいしいご飯の炊き方を見るインスタントポットで炊飯!白米や玄米のおいしい炊き方を徹底解説
インスタントポットを使ってみた感想!メリット・デメリットは?
メリット
私がインスタントポットを使ってみて感じているメリットは、5つ。
どれもインスタントポットの機能についてです。
- スロークック機能でほったらかしできる
- 圧力鍋機能で時短できる
- ヨーグルト機能で発酵食品が作れる
- ものすごくおいしくお米が炊ける
- 内釜を洗うだけでいいからお手入れが軽くて簡単
もうスロークックと圧力鍋のためだけでも買う価値があると思う…!
①圧力鍋機能
煮込み料理はもちろん、かたまり肉やお豆を炊く時にかなり時短になります。特に日本のお正月準備とか、かなり重宝するんじゃないかと。
脂身の少ない淡白なかたまり肉もおいしくホロホロに仕上がります。写真は、豚の紅茶煮を作った時のもの。柔らかくなりすぎて崩れてしまい、切り分けるときに大変でした(笑)
また、味噌や納豆を作る時、大豆を炊くのにも重宝します。
普通の圧力鍋は重いので、インスタントポットの機能の1つとしてついているのは本当に嬉しいです。
②スロークック機能
スロークック機能を使えば、材料を放り込んでほったらかしておくだけ。ゆっくりじっくり煮込むので、びっくりするくらい味が染み込んだ煮込み料理になります。
朝、仕事に行く前にババーッと材料を入れて、スイッチオン。夕方には料理が出来上がっているイメージです。
忙しい時にすごく重宝します。
③ヨーグルト機能
ヨーグルト機能は、そんなに頻繁に活躍する機能ではありませんが、あると本当に便利。
発酵食品づくりって温度を保つのに気を使いますよね。
海外在住者にとっては『納豆づくり』に重宝する機能。私はインスタントポットで一度に1kgの納豆を手作りして冷凍しています^^
ヨーグルトメーカーは別で買うと1万円以上するので、インスタントポット様々です。
失敗しない納豆の作り方は?【納豆の作り方】インスタントポットで海外でも簡単手作り!失敗例も公開
④炊飯機能
インスタントポットで炊いたごはんは、びっくりするほど美味しいです。
粘り気があって甘くて、粒が立っていてキラキラしたごはんが炊けます。
圧力鍋で炊いたごはんは美味しいと聞いていたけれど、これほどだとは…!カナダの普通のスーパーで買ったお米がこれだけおいしく炊けるので、日本のお米を炊いたらどれだけおいしいんだろう(´-`).。oO
ただし、インスタントポットはお米の保温には向いていません(デメリットで後述)。
おいしいご飯の炊き方を見るインスタントポットで炊飯!白米や玄米のおいしい炊き方を徹底解説
⑤お手入れが軽くて簡単
これは実家の母に言われて気付いたことです。
うちの母もインスタントポットの愛用者。
コンロで使う圧力鍋と比べると、お手入れがすごく簡単だと言っています。圧力鍋は重くて洗うのが大変で、使うのが億劫になっていたのだそう。
その点、インスタントポットは内釜を洗うだけなので、軽くて簡単、楽チンです^^
デメリット
私が感じているデメリットは、3つ。
- 大きい、重い
- お米の保温には向いていない
- 日本語のレシピ本が少ない(ない?)
大きい、重い
1番のデメリットは、大きいということです。
日本のコンパクトな調理家電と比べると、やっぱり北米ならではの大きさというか。どっしり感があって重いです。
正直なところ、上の写真の6クオートサイズ(5.6L)は、日本の台所には大きすぎるんじゃないかなぁ。日本の台所で使うなら3リットルの『インスタントポット Duo Mini』の方がいいかもしれません(←うちの母はコレ)。
でもいくら大きいとはいえ、圧力鍋・スロークッカー・ヨーグルトメーカーを3つ別々に買い揃えることを考えれば、やっぱり優秀です。
お米の保温には向いていない
これは、カナダで購入したインスタントポットだからなのかもしれません。
炊いたお米を『Keep Warm(保温)』でそのままにしていたら、数時間でお米がガッチガチに乾燥して、底にこびりついてしまいました。食べられないほどガチガチです。
インスタントポットで炊飯したごはんは、もちもちで甘味があって本当においしいです。でも、残った分は保温せずに別の容器に移しかえた方がいいと思います。
日本語のレシピ本が少ない(ない?)
私が探した限りですが、日本語のインスタントポットのレシピ本はまだないようです。なので、付属のレシピブックや検索が頼りという感じですね。
カナダにはインスタントポット用のレシピ本がたくさんあるので、日本でもこれからレシピ本が続々と販売されるんだろうなぁと予想しています。
楽しみ^^
まとめに
Instant Pot(インスタントポット)、あるとグーンと生活の快適度や満足度が上がります。
なんだかんだで週に2~3回は使っているし、買おうか迷っている人がいたら、けっこう強めにおすすめすると思う。そのくらい大好きな商品です。
カナダの暮らしでは大きなかたまり肉を料理することがよくあって、わりと苦になっていたのですが(お肉の匂いが強し淡白な味だから)、圧力機能とスロークック機能を使えるようになってからは、本当においしく料理できるようになりました。
Amazonでの評判や口コミも素晴らしいですし、実際に使っている友人たちに聞いても『もう手放せない!』という人ばかり。
簡単に本格的な料理が作れるので、ついでに自己肯定感も上がりました(笑)
インスタントポット、おすすめです。
最後までお読みいただいきましてありがとうございました。