こんにちは!
カナダ東部の田舎町で納豆づくりにハマっています、MACOです。
電気調理器『インスタントポット』を購入して以来、簡単に納豆を作れるようになりました。
毎日納豆を食べたいけれど、海外生活で納豆は高級品…。加えて、納豆づくりは発酵の温度調節が難しいイメージがありますよね。
でも、コツをつかめば、失敗なし&大量に納豆を手作りできるようになりますよ^^
今日は、インスタントポットを使った納豆の作り方をまとめました。この方法ならほぼ失敗なしです。
【この記事はこんな人におすすめ】
- インスタントポットで納豆を手作りしたい
- 失敗しない納豆の作り方を探している
- 一番簡単な作り方を知りたい
- 納豆の失敗例の写真を見たい
\インスタントポットを使った感想はこちら/
【納豆の作り方】海外生活でも手に入る材料と道具!納豆菌はどうする?
材料
納豆を手作りするための材料はこちら。
【材料】
- 乾燥大豆 150g〜450g
- 納豆菌(分量は後述)
乾燥大豆の量の2倍ちょっとの納豆ができあがります。
納豆づくりに必ず必要なのが、納豆菌。
納豆菌を手に入れるには、以下の3通りの方法があります。
乾燥大豆450gに対するそれぞれの分量と一緒に見てみましょう^^
- 納豆を使う(市販の納豆半パック)
- 市販の納豆菌を使う(0.1g)
- 自然にある納豆菌を使う(玄米小さじ2など)
簡単なのは、お店に売っている納豆を使うこと。
海外生活では納豆は高級品ですが、3パックあれば1kgの納豆を6回作れます。なので手段としては、これが一番おすすめ。
乾燥大豆の量は多くても少なくても、納豆半パックで大丈夫でした(もっと減らしてもいいのかも…)。
納豆菌は3gで10〜30kg相当の納豆を作ることができるので、とてもお得です。一時帰国の買い物リストに入れておくといいかもしれません^^
自然の納豆菌というのは、玄米やハーブについている納豆菌のこと。
納豆菌は熱湯では死なないので、玄米やハーブを熱湯消毒して納豆菌だけを残し、それをもとに納豆を作る方法です。ハーブはミントやローズマリーあたりが一般的でしょうか^^
ただ、私は玄米で失敗したので、もう挑戦しません(笑)
道具
必要な道具はこちら。
【道具】
- インスタントポット
- サランラップ
- ペーパータオル
- ざる
- フォーク
- 納豆湯を作る容器
- 大豆を入れるタッパー(なくてもOK)
茹でた大豆を入れるタッパーはなくてもOKです(発酵の時)。
私は、150gで作った時はガラスタッパーに入れてからインスタントポットへ、450gで作った時はインスタントポットに直接入れて作りました。
どちらの作り方もご紹介しますね。
※ヨーグルトメーカーでも同じようにして作ることができると思います。
\日本でインスタントポットを買うなら/
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【納豆の作り方】インスタントポットで海外でも簡単手作り
インスタントポットを使った納豆の作り方をご紹介します。
材料の分量はこんな感じ。
【少量のとき】
- 乾燥大豆 150g(できあがり400g)
- 納豆 半パック
【大量のとき】
- 乾燥大豆 450g(できあがり1kg)
- 納豆 半パック
ざっくりしたタイムスケジュールはこんな感じ。時間はかかるけど、作り方はすごく簡単です^^
【タイムスケジュール】
- 前日に大豆を水につける(約12時間)
- 大豆をインスタントポットで茹でる(45分)
- 大豆に納豆菌を混ぜる
- 大豆をインスタントポットで発酵する(24時間)
- できた納豆を冷蔵庫で寝かせる(24時間)
①【前日】大豆を水につける
納豆づくりの前日。
汚い大豆を取り除き、水が濁らなくなるまでよく洗う。
その後、水につけて大豆を戻す(大豆が3倍くらいの大きさになるので、多めの水で)。
②大豆をゆでる
インスタントポットで大豆を入れ、かぶるくらいの水を入れて加圧モードで45分ゆでる。
【インスタントポットの設定】
- 『Pressure Cook(加圧)』を押す
- 『+マーク』を押して時間を45分にセット
- 『High Pressure』になっていることを確認
- 蒸気リリースバルブは『Sealing』にする
③道具を熱湯消毒する
大豆をゆでている間に、道具をすべて熱湯消毒。
サランラップに穴を開けるためのフォークも忘れずに^^
④納豆湯を作る
市販の納豆をぐるぐるかき混ぜ、そこに熱湯を80cc入れてさらに混ぜる。
⑤インスタントポットの圧を抜く
大豆がゆで上がったら、手動でインスタントポットの圧を放出する(自然に圧が抜けるのを待ってもOK)。
蒸気リリースバルブ横のシルバーのボタンが引っ込んだのを確認し、蓋をあける。
豆をゆでる場合、豆のカラが吹出口の内側にくっついていることが多いです。
そのため、圧抜きの時に熱湯が吹き出します。タオルやフキンを使って熱湯を受け止める工夫をしましょう(コンセントが近くにある場合は、ろう電注意!)。
⑥大豆に納豆湯を混ぜる
少量のとき
ゆで上がった大豆のお湯を捨て、消毒したガラス容器に大豆を入れる。
そこに納豆湯をかけてよく混ぜ、納豆菌を行き渡らせる。
混ぜ終わったら、ガラス容器ごとインスタントポットの中へ(直接内釜に置いて大丈夫です^^)。
大量のとき
ゆで上がった大豆のお湯を捨て、インスタントポットの内釜に大豆を戻す。
そこに納豆湯をかけてよく混ぜ、納豆菌を行き渡らせる。
混ぜ終わったら、内釜をインスタントポットの中へ。
⑦蓋をする ★ポイント★
↓
②内釜の口にペーパータオルをかぶせる
↓
④インスタントポットの蓋をかぶせる
- 密封しないのでピロピロ音は鳴らない
- 蓋は密封はしないけどしっかり乗せる(スキマがあると温度が下がり発酵がうまくいかない)
⑧ヨーグルトモードで発酵させる
インスタントポットのヨーグルトモードで22時間発酵させる。
【インスタントポットの設定】
- 『Yogurt(ヨーグルト)』を押す
- 『+マーク』を押して時間を24時間にセット
- 蒸気リリースバルブは『Venting』にする
⑨発酵終了、かき混ぜる
発酵が終わったら、納豆の表面が白くなっているのを確認。
かき混ぜてみる。ネバネバと糸を引けば納豆づくり成功!
⑩冷蔵庫で寝かせる
完成した納豆は匂いが強いので、24時間ほど冷蔵庫で寝かせる。
翌日、おいしい納豆が完成!
【補足】納豆のタレも手作り
納豆のタレも自分で手作りすることができます。
以下の調味料を混ぜて、レンジで20〜30秒チンするだけ。
- お醤油:大さじ1
- みりん:大さじ1
- 水:大さじ1
- 昆布だし:少し
- 砂糖:お好みで
カナダで売っているお醤油は塩辛いので、砂糖を少しずつ入れて調節しています。
手作り納豆の保存方法!一度に大量に作っても大丈夫
納豆は冷凍できます。
なので、1度に大量に作って冷凍しておくのがおすすめ。食べたい時は自然解凍すれば、味も変わらずおいしく食べられます。
納豆菌のために買った市販の納豆も冷凍しておけばオッケーです。
ちなみに、私は約60gずつ小分けして冷凍しています。
容器はカナダの1ドルショップ『Dollarama(ダララマ)』で4個セット1ドルちょっとで購入したもの。この容器、安いのにガッチリふたが閉まって使いやすいです。
友人に勧められて買って以来、すごく重宝しているおすすめグッズです^^
手作り納豆の原因と失敗例!粘りが少ないのは?
失敗例を写真で見てみよう
手作り納豆を作ろうとして、2度ほど失敗したことがあります。
失敗作の納豆に共通していたのは、『白くならなかった』『粘りが少なかった』ということです。
白くならない
写真左の納豆が失敗作。
一方で、写真右の成功した納豆は、白く膜が貼ったようになっています(発酵が終わってかき混ぜる前です)。大豆のつやつや感がなくなって、表面がうっすらと白くなります。すりガラスのような感じ。
ところが、失敗すると白くならないというか…すりガラス感がありません。
粘り気が少ない
失敗した納豆は、かき混ぜてみてもあまり粘り気が出ません。
成功した納豆は、発酵が終わった直後からネバネバと糸を引きます。さらに24時間ほど冷蔵庫で寝かせると、もっと粘り気が出ます。もうネッバネバ。
一方で、失敗した納豆は、発酵直後も冷蔵庫保管後もよわーい粘り気だけでした。納豆の味もかなり薄めです。
手作り納豆の失敗の原因
2度の失敗から気付いた『納豆づくりのポイント』をご紹介したいと思います。逆にいうと、これができていなかったのが原因で失敗したということですね。
ポイントは、
- 温度を40度くらいに保つ
- 水滴が納豆に落ちないようにする
- 道具をきちんと消毒する
ということ。
それぞれ詳しく解説していきます^^
温度40度を保つ
失敗の最大の原因は、おそらく2回とも温度を保てなかったこと。
納豆の発酵は、38度〜40度くらいが最適だと言われています。
初めて納豆を作った時は、保温にクーラーボックスを使う方法を選びました。でも、温度をキープできずに失敗。
インスタントポットを使って失敗した時は、ポットのフタを少しずらして保温しました。これは、納豆が発酵する時に空気が必要だという情報が多かったから。
ところが。
フタを開けていたことでインスタントポット内部の温度が下がってしまい、またもや失敗。豆が白くなってもいないし、糸も引きませんでした。うーむ。
さて、ネットのいろんな体験談を読み漁っていると、レシピはわりと人それぞれです。
納豆を混ぜてそのまま加える人、お湯でといて使う人。インスタントポットのフタは密封しない人が多いようですが、密封して使っている人もちらほら。
さらには『ゆでた大豆がアツアツのうちに納豆菌を混ぜろ!ここだけスピード勝負!』が鉄則だと思っていたのに、大豆を20分くらい冷ましてから納豆を混ぜているYouTuberまで!フタは密封してる(ピロピロ音もなってる)!しかもちゃんとできてる!
えーっ?!
なんだかもうよく分からなくなり、とにかく温度をキープすることを最優先しようと思ってたどり着いた結論は、作り方でもご紹介したこちら。
- 穴を開けたサランラップでフタをする
- インスタントポットの蓋は密封しないけど、隙間を作らずしっかり乗せる
これで成功しました。
なんだか長い戦いに終止符を打てたような気がして大満足です(笑)
水滴が納豆に落ちないよう注意
道具をきちんと消毒する
手作り納豆の副産物でできるレシピ2つ
納豆を手作りする時に、ついでにできる『副産物レシピ』を2つご紹介します。
- 大豆のゆで汁スープ
- ゆでた大豆でなにか一品
ひとつは、大豆の茹で汁を使ったスープ。
水の代わりに茹で汁を使って、野菜とコンソメキューブを入れて作ります。大豆の香りがまろやかな優しい味のスープができますよ^^
みそ汁もおすすめです。
もうひとつは、茹で上がった大豆を少し取り分けておいて、なにか1品。
私はひじきと大豆を一緒に炊いて煮物にしました。ダシの代わりに大豆の煮汁を使ったら、とっても優しい味の煮物に。
サラダに混ぜてもOK、オムレツにしてもおいしいです。納豆を作るついでにササッと作っておけば、その日のごはんが楽チンになりますよ^^
インスタントポットはどこで買える?
今回、納豆づくりに使ったインスタントポットは、日本でも購入することができます。もちろんカナダでも買えますし、アメリカやヨーロッパ等の国々でも購入可能。
日本で買うなら
2020年4月時点、日本で販売されているのは、以下の2機種。
楽天やアマゾン等の通販サイトの他、日本の公式サイトでも購入することが可能です。
カナダで買うなら
カナダから購入したい場合は、店頭かネット通販です。
ネットで買うなら、カナダの楽天リーベイツ経由でAmazon等の通販サイトで購入するのがおすすめ。
こちら↓↓
『楽天リーベイツ』というキャッシュバックサイトを経由するだけで、数パーセントのキャッシュバックがつくのでお得です。
Amazonやセフォラ、ウォルマートでよくお買い物をするなら、利用して損はないと思います^^
\キャッシュバックサイト楽天Rebatesについて詳しく/
Rebatesの使い方を見る
まとめに
インスタントポットで作る簡単な納豆の作り方をご紹介しました。
手作りの納豆は発酵に時間はかかりますが、工程はとても簡単。インスタントポットのヨーグルトモードで温度の管理さえできれば、あっという間に大量の納豆ができます!
一度に大量に作って冷凍しておけば、海外生活でも値段を気にせず、いつでも納豆食べ放題です。
これがもう本当に快適。
カナダ移住直後に納豆づくりに失敗し2年近くスネていましたが、もっと早くインスタントポットを買って納豆研究をしたらよかった。そんな気持ちです。
インスタントポットで手作り納豆、おすすめです^^
\ヨーグルトも簡単&大量に作れます!/
↓↓インスタントポット特集やってます↓↓