こんにちは!
カナダ東部の田舎町に住むMACOです。
春の山菜『こごみ(fiddlehead/フィドルヘッド )』。山菜というと、あく抜き等の下処理が難しいイメージがありませんか?
実はこごみはアクが少ないため、簡単な下処理だけで食べられるんです。重曹もいりません。
私は夫の実家でこごみ採りができるので、毎年春になると、たくさんこごみを採取して一度に下処理を済ませておきます。冷凍しておけば、一年中春の味をを楽しむことができますよ。
今日は、こごみの下処理の簡単なやり方と保存方法をご紹介します。
こごみの下処理の簡単なやり方!あく抜きは必要?
こごみの下処理のやり方とポイントについてご紹介します。
手順はこちら。
手順
- こごみをたっぷりの水で洗う
- 沸騰したお湯で1〜2分茹でる
- 冷水で冷やす
これだけです。
つまり洗って茹でるだけ。ワラビのように重曹を使ったあく抜きの必要もありませんし、とても簡単なんですよ^^
それでは、実際の写真と一緒に詳しくポイントも見ていきましょう。
①たっぷりの水で洗う。
汚れをつまんで取り除くというよりは、水でザブンザブンと洗い落とす感じ。
キッチンで洗う場合は、大きめのボウルにたっぷり水を入れて洗うのがおすすめ。ザルを使って上下しながら洗うのもやりやすいです。
こごみについている茶色いカスを洗い流す感じですね。
②沸騰したお湯に塩をひとつまみ入れ、1〜2分茹でる。
こごみを一度にたくさん茹でるとお湯の温度が下がります。
上の写真は、どっさり入れすぎてしまったとき。鍋の下までギュウギュウで、お湯の温度が下がってしまったため、長めに3分ほど茹でました。
③サッと冷水につけて冷ます。
こごみが冷めたら、茶色くなっている部分や痛んでいる部分は切ってしまいましょう^^ 下処理はこれで終わりです。
こごみの下処理の簡単なやり方!茶色いゴミは何?食べても大丈夫?
採ってきたばかりのこごみを見て気になるのは、茶色いゴミのこと。カサカサした茶色い鰹節のようなカラは、鱗片と呼ばれています。
鱗片とはこちら。
多くのシダは茎から葉が出るときゼンマイ、クサソテツ(コゴミ)などのように丸まって出てきます。毛状突起、鱗片は茎から新しい葉の葉柄にかけてでき丸まった幼葉を環境変化から保護する役割を果たしていると考えられているものです。
たしかに、こごみ採りに行くと、茶色い鱗片に包まれている『芽を出す前のこごみ』を目にします。
こごみが古いからというわけではないんですね^^
基本的には、この茶色いゴミ(鱗片)は水で洗い流しますが、なかなか完全に取り除くことはできません。
でも、水でザブザブ洗うだけで結構取れますし、私はある程度キレイに洗い落としたら、あとは気にせずに下処理をして食べています^^
こごみの下処理の簡単なやり方!保存方法は冷凍でOK
下処理をする前の保存方法
採取したこごみを下処理する前に保存する場合、洗わずに新聞紙等にくるんで冷蔵庫で保存します。
1〜2日中に茹でてしまいましょう。そのまま放置するとだんだん茶色く傷んでしまいます。
下処理をした後の保存方法
※左はジップロック、右は真空パックしたもの。
こごみは下処理をしたら、すぐに食べる分とそうでない分に分けて、すぐに食べない分は冷凍保存しましょう。
ジップロックに入れて、できるだけ平らな状態にして冷凍庫へ。
夫の実家では、真空パックに入れた後に冷凍庫で保存してあります。真空パックしたものは時間が経っても霜もつかずにキレイなままなんですよね(写真は半年くらい経ったもの)。
食べる時は自然解凍すればオッケー。
茹でたてのシャキシャキ感には劣りますが、色もキレイな緑色のままですし、普通に調理する分には味も変わらずおいしいです。
まとめに
春の山菜こごみの下処理のやり方をご紹介しました。
こごみはあく抜きの必要もなく、洗って茹でるだけで簡単に食べることができます^^
味自体もあまり主張しないので、和風・洋風どちらのレシピにもあいます。冷凍しておけば、ちょっと一品足りない時にも便利に使うことができますよー。
余談ですが、私が初めてこごみに出会ったのはカナダ。冷凍庫の奥からこごみの入った真空パックを発見したのが始まりです。
キレイな緑色をしているものの、くるくる丸まった不思議な姿を見た時の衝撃…(´-`).。oO まさかこんなに便利でおいしい山菜だとは想像もつきませんでした。
もしあなたがこごみをお店で見かけて買うのを迷っているのなら、下処理も調理も簡単です! ぜひ一度トライしてみて下さいね^^
最後までお読み頂きましてありがとうございました。