フェンネルの食べ方を葉・種・茎パーツ別に紹介!根のスープがおすすめ

こんにちは!

カナダ東部の田舎町に住むMACOです。

フェンネルは、魚料理によく合うハーブとして知られています。魚料理の他にもマリネに使うと香りがいいですし、スープに使うと最高です^^

カナダではゴロッと大きなフェンネルまるごとが売られているので、よく使うようになりました。

とはいえ、日本ではあまり馴染みのないフェンネル。どう料理していいのか分からない方も多いのでは?

今回は、優秀な野菜フェンネルの

  • フェンネルとは?
  • 葉・種・根(茎)パーツ別の食べ方

についてまとめました。

 

 

フェンネルとは?

フェンネル、食べ方、葉、種、茎、根

フェンネルは、セリ科の多年草です。和名は、ウイキョウ(茴香)。

ヨーロッパでは古くから薬草として親しまれてきました。フェンネルは、葉っぱ・茎・根っこ・花、すべて食べることができます。捨てるところがない素晴らしいハーブなんですよ^^

若い葉や種(フェンネルシード)はアニスに似た甘い香りや、苦みが特徴です。消化促進や消臭に効果があります。

また、フェンネルの香りには、女性ホルモン『エストロゲン』と同じ働きをする『フィトエストロゲン』が豊富に含まれています。

そのため、更年期障害のほてりや不眠、不安の症状の改善にも効果が期待できるようです。

ちなみに、フェンネルは胃腸に良い効能があることから、沖縄では『イーチョバー(胃腸に良い)』と呼ばれているそうですよ^^

香辛料やハーブとして食用、薬用、化粧品まで幅広く活用されています。

 

Sponsored Link

 

フェンネルの食べ方を葉・種・根(茎)パーツ別に紹介!サラダもおすすめ

フェンネルの食べ方を、葉・種・根(茎)とパーツ別にご紹介します。

個人的に一番おすすめなのは、根っこのスープ葉っぱのフェンネルバター。フェンネルの甘い香りがほんのり残り、ちょっとお店の味っぽいスープができます。

 

フェンネルの【茎・根っこ】の食べ方

スープ ★一番おすすめ★

※フェンネルの根っこは煮込むとトロトロに。

フェンネルの根っこはスープにすると、すごくすごくおいしいです!カナダの料理教室で習って以来、我が家の冬の定番料理になりました^^

フェンネルの根は、煮込むと甘い香りがほどよく残り、とても食べやすくなります。

細い茎の部分は、煮込んでも筋っぽいので繊維に沿って細く切るのがおすすめ。

 

<フェンネルの根のスープ>

  1. フェンネルの根はくし切りにする
  2. 人参、じゃがいも、玉ねぎ、鳥もも肉と一緒に炒める
  3. 水とコンソメスープの素を入れ、塩胡椒で味を整える

※お肉はなんでもOK。写真はピールミールベーコンです。

材料のお肉や野菜は大きめに切って、食べるスープにするのがおすすめ。最後にフェンネルの葉っぱを散らすと、フェンネルの香りをさらに楽しむことができますよ。

簡単にできて本当においしいので、フェンネルの根が手に入ったらぜひ作ってみて下さい。材料は適当で大丈夫。

冬はショウガを効かせるとすごく温まります^^

 


【2019年5月追記】


muchacoさんのブログは、写真がとっっっても綺麗でオンタリオ情報がいっぱい。軽快な文章が頻繁にツボに入ります。

オンタリオ在住じゃなくても楽しく読めるのでおすすめ(*´艸`*) 私は『ご主人(mochaoさん)のお菓子作りシリーズ』がどれもツボです。特にカオリヅケの話とクラフティ作りの話が本当に好き。

CHECK mimosasky〜カナダ ウォータールーの空の下〜

 

ピクルス

フェンネルの根や茎、種の部分は、ピクルスにするとおいしいです。

茎は繊維に沿って細切りに、根元の白い部分は縦に細切りにして、長さを揃えて使いましょう^^お好みの野菜と一緒に漬ければ、カラフルで彩りのいいピクルスになりますよ。

 

サラダ

フェンネル、食べ方、葉、種、茎、根

根元の白い部分は、縦に1cmくらいの細切りにして、サラダで食べることができます。

前述した通り、フェンネルの根は、生で食べるとすごく香りが強いので好き嫌いが分かれるかも。生食するとセロリに似ていると言われますが、個人的にはセロリよりも少し食べにくいと思います。

タコやサーモン等のシーフードと合わせて、マリネ風にすると少し食べやすくなります。

 

フェンネルの【葉っぱ】の食べ方

マリネ

フェンネル、食べ方、茎、根、葉、種

上の写真は、じゃがいもとフェンネルのヨーグルトマリネです。

<じゃがいものマリネ>

  1. じゃがいもは茹でる(または蒸す)
  2. 玉ねぎ(紫玉ねぎ)を刻み、水にさらしておく
  3. プレーンヨーグルトに刻んだフェンネルの葉、玉ねぎ、オリーブオイルを入れて塩胡椒で味を整える

これもカナダの料理教室で習った一品です。すごく簡単なのに、凝った味(笑)がするのでおすすめ。

また、魚料理と相性抜群のフェンネルは、お魚のマリネに入れると香りが最高です。

キーンと冷えた白ワインにも合いますので、ホームパーティの前菜にもぴったりですよ^^

 

<お魚のマリネ>

  1. 玉ねぎ・紫玉ねぎをスライスし、水にさらしておく
  2. 好きなお刺身とフェンネルの葉、オリーブオイル、レモン汁、塩胡椒とあえる

サーモンや白身魚のお刺身で作ると、しみじみおいしい。もうワイン泥棒です(´-`)

また、オリーブオイルとレモン汁の代わりに、市販のドレッシングを使うと楽チンですよ。おすすめは、フレンチドレッシングです。

薄切りにしたレモンを散らすとおしゃれなので、ぜひ^^

 

フェンネルバター  ★おすすめ★

フェンネル、食べ方、葉、種、茎、根

フェンネルの葉っぱが余ったら、ぜひおすすめしたいのがフェンネルバターです。

刻んだフェンネルの葉っぱとバター、刻んだニンニク、塩を混ぜるだけの簡単レシピなのですが、作っておくと本当に便利。

サーモン等の淡白な魚を焼く時に使えば、手が込んだ風の魚料理が出来上がります(笑)。魚の種類が少ないカナダでは、本当に重宝するんですよ。その他、蒸したじゃがいもや焼いたパンにつけてもおいしい万能選手です。

冷凍できるので、たくさん作っておくと便利ですよ^^

 

サラダ

フェンネルの葉は、サラダに混ぜると香りが良いです。甘い香りが強いですが、味はそんなに感じません。

サラダに混ぜると、チリチリしたフェンネルの葉っぱが鮮やかでとてもおしゃれになりますよ^^ フルーツとの相性も良く、スッキリ爽やかなサラダになります。

簡単でおすすめなのはこちら。

<フェンネルのサラダ>

  1. アボカド、トマト、キュウリを一口大に切る
  2. 刻んだフェンネルの葉っぱをあえる
  3. オリーブオイル、レモン汁、塩胡椒で味を整える

これ、我が家で夏に作るサラダなんですが、爽やかでおいしいです。分量は適当で、好みの味になればOKなので簡単ですよ^^

キュウリをりんごに変えてもおいしいです。また、生ハムやナッツを加えるのもおすすめ。

フェンネルは根っこや茎もサラダで食べることができますが、かなり好き嫌いが分かれる味だと思います(私は苦手です)。甘い香りが強めのセロリっぽい味です。

 

フェンネルペースト

バジルで作るジェノベーゼのようなペーストを、フェンネルでも作ることができます。

フェンネルの葉っぱが大量に手に入った時に作り置きしておくと便利です^^ ペーストにしておけば冷凍保存できますし、パスタに絡めたり、ドレッシングにしたり、パンに塗って食べたり。

使い勝手が良くておすすめです。

<フェンネルペースト>

  1. フェンネルの葉とニンニク、オリーブオイルをミキサーにかける
  2. 塩で味を整える

慣れないうちは、好きな硬さになるまで少しずつオリーブオイルを足していくといいいですよ^^

私はいつもこちらのレシピを参考にしています。

Cpicon フェンネルの葉っぱで作る簡単ペースト by 農Pro

 

キャロットラペ

作り置きおかずで大人気のキャロットラペ。

キャロットラペにフェンネルの葉っぱを刻んで入れると、一気におしゃれな味になります。

<キャロットラペ>

  1. 人参を千切りにし、塩を振っておく
  2. 人参を軽く絞って、オリーブオイル、レモン汁、塩胡椒であえる

我が家は、これに刻んだフェンネルの葉か粒マスタードを加えます。どっちも入れると、香りが喧嘩する気がするので、気分次第でどちらかにしています^^

酸っぱいのが苦手な場合は、少量のメープルシロップを加えてもOK。

 

天ぷら

森岡尚子さんの『沖縄、島ごはん』という本で紹介されていたレシピなんですが、フェンネルは天ぷらにしてもおいしいです^^

刻んだフェンネルに衣をつけてあげるだけ。ふんわりとフェンネルの甘い香りが嬉しい天ぷらになります。

私は衣が分厚いのが苦手なので、人参等の野菜と一緒にかき揚げにするのがお気に入りです。

 

 

フェンネルの【種】の食べ方

フェンネルシードティー

フェンネルシードティーの作り方は簡単。

フェンネルシードにお湯を注ぎ、5分ほど待つだけ。面倒な場合は、ティーパックに入れてお湯を淹れると簡単ですね。

だいたいお湯200mlに対して、フェンネルシードが小さじ2ほどが目安です。

 

クッキー

フェンネルシードは、食べることもできます。ただ、そのままだとボソボソして食べにくいので、お菓子に混ぜるのがおすすめ。

私はフェンネルシードを冷凍しておいて、クッキーやマフィンに入れています^^ 特に、オートミールクッキーに混ぜると、香りや食感がほどよく薄れるので食べやすいです。

 

まとめに

フェンネルの食べ方を葉・種・茎パーツ別にご紹介しました。

日本のスーパーではあまり見かけないフェンネルですが、葉、茎(根っこ)、種まで丸ごとおいしく食べることができるすごいハーブです。

特に根っこは、煮込んでスープにすると最高です。フェンネル特有の甘い香りがほんのり残って、普段のスープよりもワンランク上の味になります(そんな気がする)。

うちのカナダ人夫は野菜スープが嫌いなのですが、フェンネルのスープだけはおいしいと喜んで食べてくれるんですよね^^ おすすめです。

葉っぱはサラダやマリネに混ぜると、素晴らしい香りを添えてくれます。

フェンネルは、捨てるところがなくいろんな食べ方ができますので、見つけたらぜひ買ってみて下さいね^^

 

Sponsored Link