【カナダで出産準備】入院バッグの中身と持ち物リスト!パジャマは必要?

こんにちは!

コロナ禍のカナダで出産しました、MACOです。

予定日が近づいてくると気になり始める入院バッグの準備。時間も限られてくるので、効率よく必要なものを揃えたいですよね。

私は事前に病院から『持ち物リスト』をもらいました。

ところがリストを見ても、よく分からないものがたくさん…。

 

わたし
産後に着るようなパジャマってどこで売ってるんだろう?ローブって?レシービングブランケットって?海外出産、日本と違って勝手が分からない!

 

今日はカナダでの出産で病院に持っていく『入院バッグ(ホスピタルバッグ)』の中身をまとめました。必須アイテムの他、持っていって便利だったものも一緒にご紹介します。

 

 

 

カナダで出産、入院は何日?何日分の荷物を準備する?

入院バッグを準備する際にまず知っておきたいのが、カナダの入院日数です。日本の出産時の入院日数と比べてみてみましょう。

こちら。

カナダ日本
経膣分娩24時間4~6日
帝王切開2日7~10日

日本の入院日数に比べると、カナダは退院までの日数が圧倒的に短いのが分かりますよね。

なので日本での出産準備ほど、たくさん荷物を準備する必要はありません

ただし入院日数は産後の体調によっても変わります。状態が思わしくない場合は『〇泊延長しましょう』と提案してくれますし、強制的に退院させられることはありませんのでご安心を^^

念のため、入院泊数+2泊分くらいの荷物を準備しておくと安心だと思います。

 

わたし
私は帝王切開で出産して、入院日数は3泊だったよ。2泊で退院は不安だったから、お願いして1泊延ばしてもらいました。

 

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入院バッグはいつから(いつまでに)準備する?

できるだけ余裕をもって準備しておきたい入院バッグ。いつ頃から準備を始めて、いつ頃までに完成させておけばいいのでしょうか。

ネットの声をまとめると、こんな感じ。

  • 安定期(16週)に入ったら準備を始める
  • 36週目までに終わらせておく
  • 入院の1ヶ月前には終わらせておく

はやく準備しすぎるのも不安がありますが(流産の心配もあるし)、臨月に入ると体が重いわお腹が張るわで買い物にいくのも一苦労です。

時間に余裕をもって準備しておきましょう。

 

わたし
私は30週に入ったあたりで準備を始めたよ。日本での買い物みたいにスムーズにいかず、結構てまどったから、早めにスタートするのがおすすめ。

 

入院バッグの大きさは?スーツケース or ボストンバッグ?

入院バッグの大きさは2〜3日用のスーツケースがおすすめです!

理由はこちら。

  • 自分のものと赤ちゃんのもので意外にかさばる
  • スーツケースの方が持ち運びがラク(産後はヘロヘロです!)

『スーツケースだと病室で荷物の出し入れがしにくそう…』と心配な場合は、別にバッグを持ち込んで、よく使うものだけバッグに移しておくとスムーズだと思います。

ちなみに退院時は病室で赤ちゃんをカーシートに乗せ、安全に問題がないか看護師のチェック&指導があります。

つまり病室から駐車場までは、荷物+カーシートと運ぶものが多いんです(赤ちゃん入りのカーシート、めちゃくちゃ重いです!)。

なので運びやすいスーツケースが絶対おすすめ。

 

わたし
私は帝王切開後でヘロヘロだったから、夫がボストンバッグ2個とカーシートをひとりで運んでいて大変そうだったよ。スーツケースにすればよかったと後悔。

 

カナダで実際に入院バッグの中身【赤ちゃん用の荷物】

カナダの総合病院で出産した私。19週頃の検診で『What to Bring to the Hospital(病院に持ってくるもの)』という冊子をもらいました。

州によっても違いがあると思いますが、そのリストをもとに準備した入院バッグの中身をご紹介します。

 

赤ちゃんの荷物で病院から指定のあった持ち物はこちら。

【赤ちゃんの荷物】

  • レシービングブランケット(Receiving Blanket):3〜4枚
  • スリーパー(Sleepers):3〜4枚
  • 新生児用オムツのサイズ1(Diapers Size 1):1パック
  • オムツクリーム(Diaper Rush Cream)
  • ベビーソープ(Baby Soap)
  • シャンプー(Baby Shampoo)
  • 帰宅用の洋服(Coming-Home Outfits for Baby)
  • カーシート(Carseat)

購入場所もあわせて詳しくご紹介していきます。

 

レシービングブランケット(Receiving Blankets)

カナダで出産準備、receivingblanket

レシービングブランケットとは、いわゆる『おくるみ』のこと。

一応持っていったけど、病院から支給されたので使いませんでした。

お店で売っているおくるみは、フランネル素材のものが『Receiving Blanket』ダブルガーゼ素材のものが『Swaddle Blanket』と表記されているものが多いです。どちらを買えばいいのか迷ったんですが、結論は…赤ちゃんを包めさえすればどっちでもよかったです!

私はフランネル素材のおくるみがあまり好きではなくて(分厚くて小さめ)、後からダブルガーゼのおくるみを買い直しました。

ダブルガーゼのおくるみ『Swaddle Blanket』は大判で柔らかいのが特徴です。赤ちゃんを包む以外にもブランケットや日除け等々、使い勝手がいいのでおすすめ。

購入場所:Walmart、Winners、Carter’sなど

 

わたし
ダブルガーゼの大判おくるみは『Lulujo』か『Aden and anais』がおすすめ!

 

スリーパー(Sleepers)

カナダで出産準備、スリーパー、

赤ちゃん用のスリーパーは、新生児サイズを3枚ほど準備しました。

スリーパーはボタンタイプとファスナータイプがあって、ファスナータイプの方がおむつ替えがしやすくておすすめ。

ただし病院内では、赤ちゃんは裸におくるみスタイルだったので、スリーパーも使いませんでした。

購入場所:Walmart、Winners、Carter’sなど

 

新生児用オムツなど(Diapers)

入院バッグの中身、おむつ

新生児用オムツ、オムツクリームやベビーソープは、すべて無料サンプルでもらったものを持っていきました。

ベビーレジストリやベビー用品各社の無料サンプルをゲットしておくと便利です。

赤ちゃんはどのくらいのサイズで生まれてくるか分からないので、新生児用オムツはとりあえず無料サンプル分があればオッケーだと思います。

購入場所:無料サンプルでOK

 

帰宅用の洋服(Going-Home Outfit for Baby)

入院バッグの中身

カナダには、日本のような退院時にセレモニードレスを着せる文化はありません。

私はWinnersで出産祝い用のセットを購入しました(スリーパー、ワンジー、帽子、ミトン、スタイの5点セット)。Winnersで17ドルほど。

それか『baby take me home set』でネット検索すると、いっぱいヒットしますよ^^

購入場所:セットが良ければWinnersやCarter’sがおすすめ

 

カーシート(Car Seat)

カーシートがないと、赤ちゃんを連れて帰ることができません!赤ちゃん用の荷物ではカーシートが最重要といっても過言じゃないかも。

前述したとおり、病室で赤ちゃんをカーシートに乗せ、安全面に問題がないか看護師によるチェックがあります。

ちなみにカナダではカーシートの基準がかなり厳しく定められています。

  • CMVSS(Canadian Motor Vehicle Safety Standards)の承認を受けたもの
  • 使用期限の切れていないもの

必ず事前によく確認するようにして下さいね。

購入場所:ベビーザラス、バイバイベイビー

 

\カーシートについてはこちらで詳しく書いてます/

 

 

カナダで実際に入院バッグの中身【自分用の荷物】

次に、自分用に入院バッグに入れたものをご紹介します。

【病院から指定されたもの】

  • 保険証
  • ガウン、パジャマ(Robe, Nightwear)
  • 授乳ブラジャー(Nursing Bra)
  • 授乳パッド(Nursing Pad)
  • 洗面用具(シャンプー、歯ブラシ等々)
  • ショーツ4〜5枚(Full Size Underwear)
  • 最大サイズのナプキン1パック(Sanitary Napkins)
  • 帰宅用の洋服(Clothes for going home)

【自分で持っていったもの】

  • スマホ充電器と延長コード
  • ビーサン
  • リップクリーム
  • 乳頭保護クリーム
  • お金(20ドルくらい)
  • お菓子・おにぎり・水

少し詳しくご紹介していきます。

 

ガウン、パジャマ(Robe, Nightwear)

病院内では基本的に『Johnny(ジョニー)』と呼ばれる後ろの開いた病院服が支給されました。

病院指定の持ち物リストにパジャマが入っていたので持っていったんですが…結局使わず。またリストにあったローブ(ガウン)も、結局使いませんでした。

ちなみに地味にストレスだったのが、パジャマ探しです。

日本のようなゆったり長め&前開きのマタニティパジャマって、カナダではほとんど売っていないんです。Amazonカナダで『nursing gown』『maternity pajamas』検索しても『えっ?短くない?セクシーすぎない?!』というデザインのものが多くて(笑)。

Amazonの『Ekouaer』というメーカーのものが一番理想に近い感じかなと思いましたので、参考までに^^

Amazon.caで見てみる:Ekouaer maternity pajamas

 

わたし
使わずじまいのローブは、キャミと短パンの3点セットのものをWinnersで買ったよ。

 

授乳ブラジャー(Nursing Bra)

授乳専用のブラはAmazonが種類豊富です(パチッと留め具を外して授乳できるやつ)。

でも私はホックなし・ワイヤーなしのスポーツブラを準備しました。

【理由はこちら】

  • 背中のホックが寝る時に苦しそう
  • 友達からスポブラ、カップつきキャミをおすすめされた
  • 病院のリストにも『スポブラがおすすめ』と書かれていた

とりあえず3枚くらい買って、使い心地をみて買い足す感じでいいと思います。

Amazon.caで見てみる:Nursing Bra

 

ショーツ4〜5枚(Full Size Underwear)

カナダには産褥ショーツは売っていません。

なので妊娠後期に使っていた大きめサイズのショーツをそのまま使用。

ウォルマートで売っている6枚13ドルくらいの『Hanes』のショーツのBRIEFSタイプ、柔らかくておすすめです。無印のマタニティショーツ(M~Lサイズ)と同じくらいのサイズ感だと思います^^

 

わたし
『No Thong(Tバック禁止)』という注意書きがあったよ。Tバックを持ってきた猛者がいたんだろうな…苦笑。

 

ナプキン(Sanitary Napkins)

これまたカナダには産褥パッドは売っていません。一番大きいナプキンを1パック持っていきました。

ただしこれも病院から支給されたため、自分で持っていったものは使わず。余ったナプキンも『コロナ対策で余ったものは全部捨てるから、よかったら持って帰って!』と言われました(笑)。

 

スマホ充電器と延長コード

スマホの充電器はいわずもがなですが、延長コードもかならず!!

延長コードはあって本当によかったです。コンセントがベッドから少し遠かったので、延長コードがなかったら不便だっただろうなぁと思います。

 

ビーサン

病院でシャワーを浴びる時にビーサンがあると便利だと聞いたので。

あと出産直後は足がすごく浮腫みます。靴が入らなくなったという話も聞くので、ビーサンがあると便利だと思います。

 

リップクリーム

病室はとても乾燥しています。唇が乾燥して地味に不快だったので、リップクリームがあって本当によかったです。

 

乳頭保護クリーム

カナダ、乳頭保護クリーム

短い入院中でさえ乳首が大変なことになると聞いたので、乳頭保護クリームも持っていきました。

カナダの病院、母乳育児推しです。個人の意見が尊重される国なのでちょっと意外でした(強制はされませんが、母乳推進な雰囲気がじわじわと伝わってきます)。

紫のLanolin Nipple Creamは友人おすすめ、Earth MamaのNipple Butterはアメリカ在住のユーチューバーさんがおすすめしていたもの。どちらも赤ちゃんの口に入っても安全なので安心して使えます。

 

現金

大金や貴重品は持ってこないようにと注意書きがあったため、クレジットカードや銀行のカードは持っていかず。

念のため現金を20ドルくらい持っていきましたが、お金はまったく使いませんでした。

 

お菓子・おにぎり・水

出産後、妊娠中に我慢していたお菓子を心置きなく食べられて、とても幸せでした(笑)。

噂に聞いていた通り病院食は…だったので、入院中はいつもお腹が空いていた感じ。おにぎりとお菓子があって助かりました。

あとお水をいちいち看護師さんにお願いするのが申し訳なかったので、ペットボトルの水を数本持っていけばよかったなぁと後悔しました。参考までに^^

 

 

カナダで出産準備(入院グッズ)、日本から取り寄せたものは?

取り寄せたもの

カナダで出産するための入院グッズで、日本から取り寄せたもの(取り寄せるといいもの)をご紹介します。

  • 産褥パッド
  • 産褥ショーツ
  • 傷あとテープ(帝王切開の場合)
  • 赤ちゃんの爪切り

私が探した限り、カナダに産褥パッドと産褥ショーツはありません。欲しい場合は日本から取り寄せましょう。

帝王切開の場合、傷あとテープは神です(笑)。友人からおすすめしてもらって取り寄せましたが、本当にあってよかった。特に予定帝王切開の方はぜひ^^

赤ちゃんの爪切りはカナダでも売ってるんですが、刃物は日本のものは切れ味が違います。ピジョンのベビー爪切り(3ヶ月頃〜)を購入しました。

 

取り寄せにはAmazonグローバルが便利

Amazonグローバル、やり方、使い方

当時、コロナ禍で日本→カナダ間のEMSはすべてストップ。唯一運行していた船便も混雑していたため、Amazonジャパンの海外発送『Amazonグローバル』を利用しました。

なんと日本からカナダ東部の田舎町まで約3日ほどで届きます。

日本と同じようなものを探してまわるより、思い切って取り寄せた方がストレスにならないと思います。Amazonグローバル、使い方も簡単なのでおすすめです^^

 

\Amazonグローバルの使い方についてはこちら/

 

カナダで出産、入院バッグを準備したものの…【体験談】

さて長々と入院バッグについて語ってきましたが、実をいうと、バッグの中身はほとんど何も使いませんでした

病院がわざわざ荷物リストを作るくらいだから、絶対に必要なのだろうと思ってまじめに準備していったのに…。結局使ったのは、自分のものは洗面用具と帰りの洋服、赤ちゃんのものは帰りの洋服とカーシートくらいでした。

その他はすべて病院から支給されました。

カナダって本当に色んな人がいるので、持ち物リストがあるとはいえ『持ってこない人がいる』っていう前提で病院側が準備してくれているんだろうなぁ…と思います。

初めての妊娠・出産で分からないことだらけ、加えて日本と違うことも多くて、一時期は頭痛のタネだった入院バッグ。もっと肩の力を抜いて準備すればよかった。

カナダの病院って変なところスパルタなのに(入院日数とか)、変なところ寛容だなぁと感心した体験でした。移住して約4年、だいぶ図太くなったと思っていたけれど、まだまだ修行が足りないみたいです。

 

 

まとめに

カナダでの出産準備【入院バッグ編】をご紹介しました^^

病院からもらった持ち物リストとにらめっこしながら、あれこれ悩んで完成させた入院バッグの中身。結局ほとんど使わずじまいという結果になりましたが、悩みながらバッグを詰めたのはとてもいい思い出になりました(笑)。

入院バッグは36週くらいまでに準備をしておくのが一般的なようですが、早め早めが安心です。

病院から必要なものリストをもらったら、早めに目を通して準備を始めるようにして下さいね^^

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