カナダで運転免許証(日本)を書き換える方法【国際免許は期限に注意】

こんにちは!

カナダ東部の田舎町に住むMACOです。

カナダ移住に際して、日本で国際免許証を取得してきました。永住権申請の兼ね合いで、最初の数ヶ月はビジターとして滞在する予定だったからです。

日本の運転免許証と国際免許証があれば、すぐに運転を始められるのがいいところ。でも、国際免許証には期限があることをご存知でしょうか?(記載されている『1年』ではありません。

長期滞在するなら、カナダの免許を取得しましょう。

条件を満たせばドライビングスクールもテストも不要で、簡単にカナダの運転免許証に書き換えができますよ^^

今日は、カナダで日本の運転免許証を書き換えのやり方と体験談をご紹介します。

 

 

 

カナダで日本の運転免許証を書き換えるメリット・デメリット【国際免許は期限あり】

免許証を書き換えるメリット

①身分証明書として使える

運転免許証は身分証明書になります。アルコールを買う時やバーに入店する時等、身分証明書の提示を求められることがあるので、お財布に入る運転免許証は便利ですね。

結果、パスポートを持ち歩く必要がなくなるため、パスポート紛失のリスクを減らすこともできます。

 

②期限を超えて運転が可能

後述しますが、カナダに長期滞在する場合、カナダの運転免許証取得が必要になります。国際免許証を持っていても、有効期限いっぱい1年間運転できるわけではありません。

 

免許証を書き換えるデメリット

①手続きが必要&手数料がかかる

運転免許証を書き換えるには、所定の機関に出向き手続きをする必要があります。また、免許証の原本は後日郵送の州が多いようなので、日数がかかるのもデメリットでしょうか。

手続きには手数料がかかります。BC州だと30ドルほど、私の州は100ドルちょっとでした。州によって値段に開きがありますが、なかなか高めですよね。

 

②日本の運転免許証は回収される

これも州によりますが、運転免許証書き換えの際、日本の運転免許証は回収されてしまいます。念のため、コピーやスキャンを取っておくと安心ですよ^^

 

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国際免許証の有効期限は?

国際免許証には、有効期限について『発行日から1年』と記載されています。

ところが、この有効期限はあくまでも発行した側(日本)が設定した期限であって、カナダで最大1年間運転できるというわけではありません。

【短期滞在】の場合は、日本の運転免許証+国際免許証で運転することができます。また、長期滞在の場合は各州の運転免許証を取得する必要があります。

ブリティッシュコロンビア州(BC)とオンタリオ州(ON)を例に見てみましょう。

BC州ON州
Visitorの場合自国の運転免許証で最大6ヶ月運転可能
  • 3ヶ月以下なら自国の運転免許証で運転可能(条件あり)
  • 3ヶ月以上滞在するなら国際免許証が必要
New Residentの場合
  • 90日以内はそのまま運転可能
  • 90日以内にBC州の運転免許証を申請
  • 60日以内はそのまま運転可能
  • 60日以降はON州の運転免許証を申請

 

【長期滞在】の場合は、国際免許証に有効期限が1年間と記載されているからといって、1年まるまる日本の免許証+国際免許証のみで運転できるというわけではありません。

また、日本の免許証+国際免許証で運転できる期間は、滞在資格によって違うことが分かりますね。

運転に関する法律は、滞在期間や滞在する州によって違い、よく変更がありますので、必ず運転する前に確認をするようにして下さいね。

カナダ政府のホームページから、各州の運転に関するページに飛ぶことができます。

 Government of Canada(Driving in Canada)

 

カナダで日本の運転免許証を書き換える方法【ブリティッシュコロンビア州の例】

カナダで日本の運転免許証を書き換える方法をご紹介します。

各州によって、書き換えが必要になる滞在期間や条件が違いますので、バンクーバーのあるブリティッシュコロンビア州(BC州)を例にチェックしてみましょう^^

BC州に居住者(New Residence)として引っ越した場合、90日以内にBC州の運転免許証を申請しなくてはいけません。

日本の普通免許および自動二輪運転免許証を持っている場合、

<取得できる免許証の種類>

  • Class5:普通
  • Class6:自動二輪
  • Class7:日本で免許取得2年以内の初心者

を申請・取得することができます。学科試験や実技試験は不要です。

書き換えにあたって、必要な書類はこちら。

<必要書類>

  • 身分証明書2種類:パスポート+6ヶ月以上有効期限のあるビザ等
  • 日本の運転免許証
  • 日本の運転免許証の翻訳証明
  • 手数料:31ドル

運転免許証の翻訳証明は、ICBC公認の翻訳者かバンクーバー日本国総領事館で発行を受けることができます。

バンクーバー日本国総領事館で発行した場合は、所要時間が1週間、手数料が25ドルかかります。詳しくは、バンクーバー日本国総領事館ホームページで確認してみて下さいね。

書類が揃ったら、Driver Licensing Officeで切り替えの申請をすることができます。

ICBCホームページ(Driver Licensing)には、必要書類や申請方法についてさらに詳細に記載されています。

また、最寄りのDriver Licensing Officeも検索することができますので、必ず事前にチェックしてみて下さいね(ページ下:Locate a service near you→Driver Licensing Office)。

 

 

カナダで日本の運転免許証を書き換えた【体験談】

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私が日本の運転免許証の書き換えをしたのは、カナダに来て8ヶ月目のこと。

カナダ永住権と一緒にOWP(オープンワークパーミッド)を申請し、OWPを取得した時点で免許証の書き換えを行いました。実は、OWP取得前に、ビジターの立場でも書き換えを試みたのですができなかったんです(´-`)

冬のカナダですっかり引きこもりになり、豪雪地帯での運転に自信がなかったので、免許証はいらないといえばいらなかったのですが…。どちらかというと、身分証明書として免許証が欲しかったというのが書き換えを行った一番の理由でした。

運転免許証の書き換え手続きはシティサービスで行い、最初は若い職員さんが事務手続きを、続いて役職のある男性が最終手続きをするという流れ。

前述した通り、日本の運転免許証があり条件を満たしていれば、試験なしで書き換えができます。ところが、受付で1回・最終手続きで1回、合計2回も『日本の免許だと試験を受け直さないといけない』と言われました。

まあ日本人が少ない州なので、手続きに慣れていないのは納得できるんですが…。事前に調べていなかったら『そうですか』と引き下がっていたかもしれません。

絶対にそんなはずはないと抗議したところ、よーーーく調べてもらえ『テスト免除国』一覧の下の方に日本を発見してもらえたのでした。市のホームページにも記載されているので、該当部分をプリントアウトしていけばよかったなーと思います。

ちなみに、カナダの運転免許証に書き換えると、日本の免許証は没収されてしまうのですが、それについては特にコメントはありませんでした。

おじさんが世間話をしながら、封筒に私の免許証を入れ、それを仕切りのついた引き出しにサッとしまって…。帰り道にふと『あ、免許証返ってこなかったな。』と気付いたんですよね(´-`).。oO

大事なものなのに、一言くらいほしかったなー。

事務処理の後は、写真を撮って、免許証にプリントされるサインを提出して手続き完了でした。免許証の原本は郵送で届き、その間は『運転していいよ』という趣旨が書かれたA4くらいの紙が免許証代わりになります。

実際にやってみるとすごく簡単な手続きでしたので、あまり心配せずにやってみて下さいね^^

余談ですが、最終手続きをしてくれた役職付きのえらいおじさん。ぼさぼさのロン毛&大きな黄色いサングラスにゆるゆるのネルシャツ着用で(穴もあいてた)、風紀の緩いカナダでもさ、いくらなんでも職場でそれはどうよと衝撃を受けた出来事になりました(笑)

 

まとめに

カナダで日本の運転免許証を書き換える方法と体験談をご紹介しました。

国際免許証を準備してくれば、とりあえず1年間は安心かと思いきや、そうではありません。

特に居住者として長期滞在する場合は、各州の免許証を書き換え申請をしなくてはいけません。例えば、ブリティッシュコロンビア州は90日以内に、オンタリオ州は60日以降は日本の免許証+国際免許証だけでは運転できませんので気をつけて下さいね。

免許証は、運転だけでなく、身分証明書としても使えるのでとても便利です。カナダに長期滞在するのであれば、お住いの州の法律に従って、早いうちに書き換え手続きをしておくと安心ですね^^

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