こんにちは!
カナダ東部の田舎町に住むMACOです。
カナダに引っ越してから、日本では馴染みのない野菜を料理する機会が増えました。
その中でも、特に買う機会が多く気に入っているのが、サボイキャベツ。英語では『Savoy Cabbage』と表記されています。
サボイキャベツとは、日本では『ちりめんキャベツ』と呼ばれているフランスのサボア地方原産のキャベツのこと。
キャベツ特有の臭みがなく、歯ごたえがあって美味しい野菜なんです。クセがない分、使いやすくて人気なんですよ。
今日は、サボイキャベツ(ちりめんキャベツ)の食べ方についてご紹介します。ちょっとネタバレすると、煮込みやスープがおすすめです^^
サボイキャベツ(Savoy Cabbege/ちりめんキャベツ)とは?
サボイキャベツとは?
※カナダのスーパーにて。ジャガイモの隣がサボイキャベツです。
サボイキャベツは、フランスのサボア地方原産のキャベツ。
ヨーロッパはもちろん、カナダでもポピュラーな野菜です。カナダのスーパーでは、まん丸いキャベツ(硬くてあまり味がない)と並んでサボイキャベツが売られています。
ちなみに、日本でよく見かける平べったいキャベツはあまり見かけません。
サボイキャベツは、日本の一般的なキャベツよりも小ぶりで、鮮やかな濃い緑色の葉がきれいです。そして、なんといっても葉っぱが縮れているのが最大の特徴ですね。
葉っぱがちりめんのように細かく縮れていることから、日本では『ちりめんキャベツ』と呼ばれています。
日本では、お値段が普通のキャベツよりもだいぶ高いようです(´-`).。oO カナダでは、サボイキャベツは比較的安い野菜で、1パウンド1ドルくらいで売られています(1玉2〜3ドル)。
日本での収穫時期は、11月頃から3月頃までの寒い時期。使い勝手のいい野菜なので、ぜひおすすめしたい野菜のひとつです^^
どんな味?
サボイキャベツ、味は良くも悪くも『キャベツの味を薄くした感じ』です。ちりめん状の葉脈がある分、食感はサボイキャベツの方が楽しいです。
個人的に感じているサボイキャベツの特徴はこちら。
- キャベツ特有のくさみがない(甘みも少なめ)
- キャベツより硬い
- シャキシャキしている
日本のキャベツよりもしっかりしているので、スープや煮込み料理にしても煮崩れしにくいのが特徴です。
キャベツってスープにするとトロトロになると思うんですが、翌日もしっかり硬いまま。ちりめんの歯ごたえが残っていて、とても楽しい食感なんですよー。
また、キャベツよりも水分が少ないので、サラダにするとシャキシャキ。生食には向かないとの意見もありますが、キャベツ特有の臭みがないのでとても食べやすいです^^
逆にキャベツ特有の甘みは弱め。だからこそ料理に合わせやすい反面、キャベツの香りや甘みを求めるとちょっと物足りないかもしれません。
サボイキャベツ(Savoy Cabbege/ちりめんキャベツ)の栄養は?
サボイキャベツに含まれる栄養についてご紹介します。
サボイキャベツは普通のキャベツと栄養素はほぼ同じで、こんな感じ。
サボイキャベツ (生100g) | キャベツ (生100g) | |
カリウム | 230g | 200mg |
カルシウム | 35mg | 43mg |
ビタミンK | 68,8µg | 78µg |
葉酸 | 80µg | 78µg |
ビタミンC | 31mg | 41mg |
食物繊維 | 3,1g | 1,8g |
※サボイキャベツはUSDA、キャベツは食品成分データベースのデータを参考。
データの出典元が違うので少し乖離があるかもしれませんが、食物繊維が一般的なキャベツよりも豊富なようですね^^
個人的には、サボイキャベツを食べた翌日はお通じの調子がいいですし、まん丸キャベツよりも美味しいので、定期的に食べるように心掛けています。
サボイキャベツ(Savoy Cabbege/ちりめんキャベツ)の食べ方7選!煮込みやスープが人気
サボイキャベツ(Savoy Cabbege/ちりめんキャベツ)のおすすめの食べ方をご紹介します。
基本的には、キャベツのレシピであればなんでもおいしいです。
でも、サボイキャベツの『しっかり硬めで煮崩れしにくい』という特徴を生かして、スープや煮込み料理がおすすめですよ。スープやソースがちりめん状の葉脈にしっかり絡みます。
内側の葉っぱは比較的柔らかいので、サラダ等の生食にしても美味しいです^^
①ロールキャベツ
一番おすすめなのが、ロールキャベツ。
サボイキャベツでロールキャベツを作ると、かなりしっかりめのロールキャベツになります。あのトロッととろける煮込みキャベツとは違い、フォークとナイフで食べる感じ。
しかも、普通のキャベツより硬めなので、作るときも破れにくく巻きやすいです。煮込んでも葉脈がしっかり残り、見た目も美しいロールキャベツができあがりますよ^^
②サボイキャベツと鶏肉のトマト煮込み
少し煮込んでくたっとしたサボイキャベツと鶏肉、トマトの相性が抜群です。
トマト煮込みは作り置きにも向いているので、たくさん作っておいて冷凍しておくのもありですね。
余ったら、お水とコンソメをちょっと足してスープにしてもおいしいですし、パスタのソースにしてもGood。アレンジが効くので、翌日の家事がちょっと楽チンになります(笑)
我が家は隠し味にお味噌を少し入れるのが定番です^^
↓ 普通のチキンのトマト煮にキャベツをプラスしてます。
簡単やわらか〜♡チキンのトマト煮込み by AkikanR
③スープ(ポトフ)
サボイキャベツは、スープにしても美味しい野菜です。
スープにしても煮崩れません。柔らかくなるだけでトロトロに崩れることはないので、ちりめんの食感を楽しむことができますよ^^
ウインナーやベーコンと一緒にスープにすると、旨みがちりめん部分に絡んでおいしさ倍増します。
また、ミネストローネにしてお豆を入れると、サボイキャベツの食べ応えもプラスして『食べるスープ』になります。
サボイキャベツは、コンソメスープでもトマト味のスープでも、そしてお味噌汁にも合います。寒い冬には、ショウガを効かせて体温を上げていきましょう(*´艸`*)
④パスタ
サボイキャベツは、パスタにするのもおすすめです。しつこいようですが、葉脈のブツブツにオイルやソースが絡んで本当においしい。
一番おすすめは、シンプルに『アンチョビ&キャベツのペペロンチーノ』です。キャベツ自体に臭みがないので、アンチョビの香りが引き立ちます^^
⑤サラダ
普通のキャベツのように刻んでサラダにしてもおいしいです。ドレッシングも絡みやすいですしね^^
ただ、キャベツのような甘みは弱めなので、物足りない感じがするかもしれません。
外側の葉っぱは硬いので、千切りサラダにするなら内側の葉っぱがおすすめ。
⑥ナムル
サボイキャベツは、ナムルにしてもおいしいです。
好きな大きさに切ったキャベツを、ごま油とニンニク、塩コショウで和えるだけ。細かく切った海苔やゴマを混ぜるのもおすすめ。
いわゆる『焼肉屋さんの塩キャベツ』風なのですが、ビールが止まらなくなります(笑)
⑦回鍋肉(ホイコーロー)
最後に、サボイキャベツは回鍋肉にしてもおいしいです。炒めても柔らかくなりすぎませんし、お肉との相性も抜群なんですよ^^
ただ、サボイキャベツの芯は硬いので、芯だけ薄めに切って入れた方がいいと思います。
まとめに
カナダのスーパーで見かけるのは、味のないまん丸キャベツかサボイキャベツ(Savoy Cabbage/ちりめんキャベツ)のどちらか。
カナダ移住以来、崩れにくくて、食感がしっかりしたサボイキャベツにすっかりハマってしまいました^^
日本のキャベツと比べると甘みが少なめですが、キャベツ特有のくさみもなく、煮込みやスープ等のいろんな料理に合わせやすいサボイキャベツ。
一般的なキャベツのレシピであれば、だいたいおいしく調理できます。特に、ロールキャベツは巻きやすく煮崩れもしないので、びっくりするくらい上手にできあがりますよ(*´艸`*)
生食は苦いという意見もあるようですが、個人的には気になるほど苦味を感じたことはありません。内側の葉っぱを使えば柔らかくおいしいサラダができます。
日本ではまだまだ高めのお値段のようですが、安くで見かけたらぜひ食べてみて下さいね!カナダ在住の方は、買いやすい食材なのでぜひ定番野菜のひとつに加えてみて下さい^^