こんにちは!
カナダ東部の田舎町に住むMACOです。
ひよこ豆(英語名:chickpea)でお豆腐を手作りできることをご存知ですか?
材料や作り方はとてもシンプル、ニガリなしでOK。簡単なのに、豆の味が濃い柔らかいお豆腐を作れるんです。
カナダでは、ほぼどこのスーパーへ行っても豆腐を買うことができます。ただね…硬くてボソッとした豆腐が多いんですよね(´-`).。oO
今日は、海外在住者必見のひよこ豆のお豆腐の作り方についてご紹介します。固まらない・ダマになる等々、失敗もしましたのでそれも一緒に(笑)
ひよこ豆で豆腐を手作り!作り方はニガリなしで簡単だよ
準備するもの
ひよこ豆の豆腐を手作りするために必要なものをご紹介します。
こちら。
【材料】
- 乾燥ひよこ豆:1カップ
- 水:3カップ(2カップだと硬め)
【道具】
- さらし(海外ではチーズクロスで代用可能)
- タッパー
びっくりするくらいシンプルな材料ですよね。
にがりも片栗粉も必要ありません。ひよこ豆が自分で固まってくれます(理由は後述)。
また、水の分量によってお豆腐の硬さを調節することができます。
実際に、水の分量を変えて2種類のお豆腐を作ってみました^^
【ひよこ豆1カップに対して…】
- 水3カップ→ゆるめの木綿豆腐
- 水2カップ→硬めでクリーミー
水が多い方が固めるための時間が長くかかります。
私は、ひよこ豆1カップ:水3カップの柔らかいお豆腐が好みです。しっかりしたお豆腐は、カナダでもスーパーで買えますしね。
そのへんはお好みで。
さて、ひとつ注意したいのは、必ず乾燥ひよこ豆を使うということ。水煮の缶詰だと固まりませんのでご注意を。
また、海外で作る場合、『さらし』は『Cheese Cloth(チーズクロス)』で代用可能です。
私はWalmart(ウォルマート)で購入しました。1,67mで2ドルと格安。キッチン用品コーナーで発見しましたよ^^
チーズクロスは薄く編み目が荒いので、二重にして使いました。
作り方の手順
❶乾燥ひよこ豆をザッと洗って、たっぷりの水に一晩浸けておく。
※12時間ほど水に浸ければOKです。試しにかじってみたら、豆くさいけど食べられる固さになっていました。
❷豆を浸けておいた水を捨て、定量の水を足してミキサーにかける。ドロドロになるまでしっかりと攪拌。
※ひよこ豆は茹でる必要はありません。そのままミキサーでガーッでOK。
❸さらし(チーズクロス)で豆乳とおからに分ける。素手でしっかり絞る。
❹デンプンが底に沈んでいるので、火にかける前にしっかりとかき混ぜる。
【注意!】
火にかける前にしっかりと豆乳とデンプンを混ぜ合わせないとダマになります。ひよこ豆どうふ作り最大の注意点です。
❹豆乳を鍋に入れ、最初は中火で加熱。カスタードクリーム状になるまで常にかき混ぜ続ける。所要時間は5〜10分。
※焦げないようにかき混ぜ続けること!最初はサラッとしていますが、急にトロミがついてきます。
※トロミがつくと溶岩のようにボコボコと跳ねます。私は数ヵ所ヤケドしましたのでご注意を(涙)
❺豆乳がカスタードクリーム状になったら、火からおろしてタッパーに移す。1〜2時間ほど放置して固まればできあがり。
おからもたくさんできますよー!!
ひよこ豆で豆腐を手作り!ニガリなしで固まるのはなぜ?
ひよこ豆のお豆腐がニガリなしで固まるのは、ひよこ豆にでんぷん質が豊富に含まれているからです。
豆乳が溜まった容器を傾けて底を見てみると、白いでんぷんがびっしりと沈んでいます。小学校の理科の授業でジャガイモからでんぷんを取り出した実験を思い出しました。
次の項目でご紹介しますが、これを火にかける前にしっかりと撹拌しないとダマになります。
ひよこ豆で豆腐を手作り!固まらない・ダマになる等の失敗談を公開します
ダマになる
これが私の最大の失敗です。
豆乳を絞った後に鍋の底に溜まったデンプンをかき混ぜないまま火にかけ、見事にダマだらけのお豆腐ができあがりました(´-`).。oO
写真の右のお豆腐がダマになっている方です。色の濃い部分はデンプンのかたまり。
食べられないわけじゃないんですが、コリコリしたデンプンの固まりが混ざって食べにくいという…残念。
固まらない
これは失敗というか、ヒヤヒヤした話ですね。
今回、水の量を変えて2種類のお豆腐を作ってみました。
1つ目は、ひよこ豆1カップ:水2カップ。タッパーに移したらすぐに固まり始め、1時間ほどで完成。
2つ目は、ひよこ豆1カップ:水3カップ。
これが1時間ほど経ってもゆるゆるで固まらないかもとヒヤヒヤしました。でも、冷蔵庫で2〜3時間でちゃんと固まりましたのでご安心を^^
その他、ひよこ豆の水煮缶を使った場合、ひよこ豆を潰す前に煮た場合は固まらないという情報も。
ひよこ豆で豆腐を手作り!おすすめの食べ方は?
ひよこ豆のお豆腐のおすすめの食べ方をご紹介します。
まずは、シンプルにネギやカツオ節をのせてお醤油で。
シンプルな食べ方ですが、豆の味が濃くてとてもおいしいです^^
海外でよくある硬くてボソボソの豆腐とは全然違います。これなら、あつあつの白ごはんの上にのせてお豆腐ごはんも楽しめそう。
ショウガやわさび、柚子胡椒をトッピングしてもいいですね。
次に、メープルシロップときな粉をかけてデザート風に。
これが意外においしくて。
ひよこ豆のお豆腐は、ちょっとゴマ豆腐っぽいクリーミーさもあるのでスイーツとして食べるのもおすすめです^^
他のおいしい食べ方を発見したら、追記していきますね。
まとめに
ひよこ豆で作ることができる豆腐の作り方をご紹介しました。
でんぷん質の多いひよこ豆を使えば、にがりなしでお豆腐を手作りできます。材料はひよこ豆と水だけ、煮る手間もなしという簡単さは本当に目からウロコ。
すごく安くでできますしね^^
水の量が多いと長時間固まらないのがヒヤヒヤしますが、2時間ほどで完成してホッ。
それよりも、ダマになったのが最大の失敗でした。豆乳を火にかける前にしっかり撹拌するようにしましょう。
海外で『豆の味のする柔らかいお豆腐を食べたい!』と思っている方は、ぜひ一度試してみて下さいね。
最後までお読み頂きましてありがとうございました。