こんにちは!
カナダ東部の田舎町に住むMACOです。
2019年3月1日に、カナダ永住権(ファミリークラス国内申請)を取得しました。
夫と永住権申請当時のことを話していたら、ふと申請書類の翻訳のことでとても悩んだことを思い出しました。
私はカナダ渡航前に日本で謄本関係の書類を取り、日本の翻訳会社で翻訳まで済ませてカナダに来たのですが、当時、
- 公証(a notary public)が必要なのか
- 翻訳証明書が必要なのか
この2点にすごく悩んだんです。
今日は、カナダ永住権書類で戸籍謄本や改製原戸籍の翻訳についてまとめました。
※あくまでカナダ永住権いち申請者の体験談として参考にして頂ければ幸いです。
カナダ永住権の戸籍謄本の翻訳はどうする?公証や証明は必要?【日本で取得した私の場合】
翻訳はトランスゲートに依頼
カナダ永住権の申請にあたって、提出する書類が英語かフランス語以外の場合は、翻訳が必要になります。
この翻訳は誰でもいいわけではなくて、有資格者による翻訳が必要です(いわゆるプロの翻訳)。
私は、永住権書類について調べている時に、いろんなブログで見かけた『格安翻訳のトランスゲート』さんにお願いをしました。
トランスゲートに依頼した感想
翻訳をお願いした格安翻訳のトランスゲートさんは、対応がとても迅速で、感じがよく、最初から最後まで気持ちのいいやり取りをすることができました。
翻訳依頼から完了までの流れはこんな感じ。
- 無料の問い合わせ
- 見積もり
- 翻訳書類をデータ化しメールで送信
- 翻訳&公証したPDFファイルが送られてくる
- 原本を郵送で納品
無料の問い合わせから納品までの流れが約10日ほどと、予想以上のスピーディさ!
後述しますが、私は公証人による公証をつけたので、合計料金が30,900円(税込)でした。
※2018年2月に料金の見直しが行われたとのことです。
念には念を入れてあれこれ書類を取ったので、ちょっと金額が大きめかも。他のブログでは料金は、公証なしで数千円〜1万円ちょっとの方が多かったです。
移住に加えて、人生初の翻訳依頼でナーバスになっていたのですが、迅速に対応して頂き、とても安心することができました^^
格安翻訳のトランスゲートさん、個人的には大満足でした。
公証や翻訳証明は必要?
戸籍謄本や改製原戸籍の翻訳は、翻訳証明書と公証をつけました。
公証人による公証は、値段が高めなのでつけるか迷ったのですが…。
IRCCホームページに、翻訳ついてこんな記述があります。
Outside of Canada : a notary public
Authority to administer oaths varies by country. Consult your local authorities.
の、Notary Public…。
公証って翻訳証明書じゃダメなのかな…と思いつつ検索してみると、『翻訳証明だけつけた』『公証をつけた』と色々な意見を見つけました。
私の場合は、もうお金で安心を買えるならと思って、翻訳証明書と公証両方をつけてもらいました。
永住権書類を提出後に、不備が見つかると書類が返ってきます。その間は審査もストップしてしまうので、とにかくあらゆるリスクを取り除いておきたかったんですよね(´-`).。oO
カナダ永住権の戸籍謄本や改製原戸籍について【日本で取得する場合】
戸籍謄本と改製原戸籍が必要?
カナダ永住権の申請書類のひとつに、戸籍謄本と改製原戸籍があります。
IRCCの『Country specific requirements』には、出身国が日本の場合、以下の追加書類が必要との記載があります。
If you hold a passport from this country, you and your family members included in the application must provide:
- A copy and a certified translation of the “Koseki Tohon”
- A copy and a certified translation of the “Kaiseigen Koseki Tohon”, including details of his/her birth, marriage, and divorce (if any). “Kaiseigen Koseki Tohon” is the original source document(s) of a re-established family register; all names of the family members, even the ones that have been removed due to death, marriage, change of residence, etc., must be included.
有資格者によって翻訳された戸籍謄本と改製原戸籍が必要と書かれていますね。
ちなみに、私は永住権申請書類のひとつ『Brith Certificate(出生証明書)』を、戸籍関係の書類で代用しました。
特に突っ込まれることもなく、追加書類を要求されることもありませんでしたよ^^
戸籍謄本や改製原戸籍を取得する時の注意点
戸籍関連の書類は、本籍地のある市町村役場で取得することができます。
市役所によっては、英語で発行してくれるところもあるようです。事前に確認して行くと安心ですね^^
戸籍謄本や改製原戸籍を取得する時は、少し注意が必要です。
というのも、こちら↓↓
戸籍法の改正されると、戸籍のフォーマット等が変更になり、新しいフォーマットの戸籍に書き替えが行われます。
『改製原戸籍』とは、新しい戸籍に書き換えられる前の古い戸籍のことを指します。つまり、改正後の情報は記載されていません。
『改製原戸籍』には改製後の情報は載らないので、IRCCが必要としている情報が漏れないように書類を取得する必要があります。
ちなみに、私は戸籍関連の書類を『自分が生まれてから今まで』という理解で取得したので、
- 結婚後の戸籍
- 父の戸籍に入っていた時の戸籍(結婚前)
- 父が祖父の戸籍に入っていた時の戸籍(私が生まれたのはここ)
戸籍謄本と改製原戸籍あわせて以上の3種類に渡りました。
もしかしたら余計に取りすぎていたかもしれませんが、とにかく念には念を入れて。
あくまでも私自身の見解ですが、参考までにご紹介しておきますね^^
【2019年3月25日追記】
IRCCのホームページを見てみると、戸籍謄本や改製原戸籍のこういう部分をチェックしているようなので↓↓
A copy and a certified translation of the “Kaiseigen Koseki Tohon”, including details of his/her birth, marriage, and divorce (if any). “Kaiseigen Koseki Tohon” is the original source document(s) of a re-established family register; all names of the family members, even the ones that have been removed due to death, marriage, change of residence, etc., must be included.
自分の経歴以外にも、家族全員の情報が記載されている必要があるのかもしれません。
私の場合、戸籍謄本と改製原戸籍の中に、『自分が生まれてから今まで』+『家族全員の情報』も記載されています。
また、こちらの行政書士さんのサイトを見ると、電子化以前に除籍された家族がいないのか等もチェックされるのかなという印象を受けました。
戸籍が電子化されたのは平成6年。それ以降に生まれた場合は、その辺も考えて戸籍関係の書類を取得する必要があるのかなと思いました。
あくまでも私の意見ですが…(>_<)日本の戸籍制度って難しいですね。
まとめに
カナダ永住権の申請書類で、戸籍謄本や改製原戸籍の翻訳や料金、注意点についてご紹介しました。
私の場合、公証(notary public)の有無について本当に頭を悩ませました。ネット上で、『最寄りのカナダ領事館で公証できる』なんて情報を見つけて、ダメもとで電話してみたり(´-`).。oO
文字通り右往左往し、本当にストレスが溜まりました。
でも、できあがった翻訳書類を見た時は、カナダ移住への一歩進んだような気がして嬉しかったのを覚えています。
公証も含めた翻訳作業を迅速に行って頂いた格安翻訳のトランスゲートさんには本当に感謝しています。
あなたのカナダ永住権申請がスムーズに進みますように^^