世界で2番目に大きな国カナダ。
横にだだっ広いカナダ国内には、6つのタイムゾーンがあります。地域によって時差があるということです。
小さめで縦長の日本では、同じ国の中で時差があるなんて信じられないですよね。
お友達や家族がカナダに住んでいる場合、『今、カナダは何時だろう?』と気になることがあるはず。ちょっとコツを押さえれば、簡単にお互いの時間が計算できるようになりますよ〜!
今日は、カナダと日本の時差についてまとめました。メジャーな都市バンクーバーとトロントを例に、早見表や時差の計算方法もご紹介しますね!
カナダの国内時差の早見表!6つのタイムゾーンをチェック
出典:National Research Council Canada
カナダと日本の時差について話す前に、カナダ時間の基本についてご紹介します(*´꒳`*)
ロシアに次いで世界2番目の国土面積を持つカナダ。面積は998,5万平方kmで日本の約26倍の大きさを誇ります。
そんな巨大な国なので、同じ国内でも時差があるんですね。カナダ国内には、なんと6つのタイムゾーンがあり、最大で4時間半の国内時差があります。
タイムゾーンと時差の一覧はこちら。
地図の左から順に並んでいます。
タイムゾーン名 | 適用される州 | 日本との時差 |
太平洋岸標準時 (Pacific Time:PT) | ブリティッシュコロンビア州の一部、ユーコン準州 | −17時間 (−16時間) |
山岳部標準時 (Mountain Time:MT) | サスカチュワン州、アルバータ州、ブリティッシュコロンビア州の一部、ノースウエスト準州 | −16時間 (−15時間) |
中央標準時 (Central Time:CT) | マニトバ州、ヌナブット準州、オンタリオ州の一部 | −15時間 (−14時間) |
東部標準時 (Eastern Time:ET) | オンタリオ州の一部、ケベック州西部 | −14時間 (−13時間) |
大西洋岸標準時 (Atlantic Time:AT) | ケベック州東部、ニューブランズウィック州、ノバスコシア州、PEI州、ニューファンドランド州の一部 | −13時間 (−12時間) |
ニューファンドランド標準時 ( Newfoundland Time:NT) | ニューファンドランド州の一部 | −12時間半 (−11時間半) |
※カッコ内はサマータイム時
州内でも時差がある地域があるんです!
例えば、トロントがあるオンタリオ州は大きさが日本の3倍です。上の早見表を見ると、オンタリオ州は、州内にCTとET2つの時差があるのが分かりますよね。
おそるべし、カナダの巨大さ。大きすぎてピンとこないですね(笑)
カナダの時差とサマータイム
カナダ全域では、サマータイムが導入されています。
サマータイム(夏時間)、またの名をデイライト・セービング。日本にはない制度ですし、時計の針を自分で動かすなんて不思議なシステムですよね。
実際に深夜2時に時計の針を動かすというより、朝起きてから1時間時計を進めるという感じ。
春〜夏のカナダはとても日が長いです。一番長い時期だと、9時過ぎまで明るくて、9時半頃から暗くなり始めることが多いんですよー。
特に、夏の間は『とにかく太陽の光を楽しもう!』という気合いがビシビシ伝わってきます。
芝生があれば寝転んで日光浴、平日でも夜遅くまで外出、カフェやレストランのパティオは満員…などなど。玄関の外にわざわざイスを出して、本を読んでいる人も多いです。
でも、カナダの厳しい冬を体験してみると、春〜夏の太陽光への情熱が理解できます。暖かい日差しを見ると、なんかもう嬉しさが爆発するというか(笑)
夏のカナダに来たら、カナダ人の皆さんの太陽光エンジョイっぷりにも注目してみてくださいね。
カナダの時差の計算方法【バンクーバーと日本】
バンクーバーx日本の時差早見表
カナダの人気都市バンクーバーと日本の時差の早見表です。日付けは、バンクーバーの方が遅い(過去)、日本の方が早い(未来)と覚えておいてくださいね。
時差計算のやり方
バンクーバーと日本の時差を計算してみましょう。計算する時も『カナダの方が遅い(過去)』というのがポイントです。
<日本とバンクーバーの時差>
- 冬時間では、−17時間
- 夏時間では、−16時間
私は『時差ー12時間=出た数字を前の日の昼夜逆』に置き換えるという計算方法を使っています。
分かりにくいので、例で見てみましょう。
<例1>夏時間:日本が8/14の6時(am)の時は?
- 16時間(時差)ー12時間=4時間
- 日本の6時(am)ー4時間=2時(am)
- 昼夜逆にして前日。8/13の2時(pm)←バンクーバーの時間
<例2>冬時間:日本が12/25の7時(pm)の時は?
- 17時間(時差)ー12時間=5時間
- 日本の7時(pm)ー5時間=2時(pm)
- 昼夜逆にして前日。12/24の2時(am)←バンクーバーの時間
最初のうちは、ちょっとややこしいかもしれません。でも毎日やると慣れますので大丈夫(笑)
この計算方法は私が普段使っているやり方なので、やりにくければ、ぜひ自分にあった計算方法を見つけてみてくださいね!
スマホの世界時計を活用!
スマホの時計機能を使うともっとラクです(*´꒳`*)
例えば、アイフォンだと『世界時計』という機能があります。アプリは入れなくても大丈夫。
日本(東京)と自分がいる都市を登録しておけば、いつでも簡単に現在時刻をチェックすることができます。
写真の一番右、東京は『明日』、バンクーバーは『今日』となっているのポイントです。
今日とか明日とか昼夜逆だとか…最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れます。慣れるまでは、世界時計のお世話になるとストレスが減りますよ(笑)
カナダの時差早見表と計算方法【トロントと日本】
トロントx日本の時差早見表
※早見表を作成したんですが、上手に表示できなかったので画像で載せます(>_<)
トロントも日付けは、トロントの方が遅い(過去)、日本の方が早い(未来)と覚えておいてくださいね。
時差の計算のやり方
トロントと日本の時差を計算してみましょう。これまた『カナダの方が遅い(過去)』というのがポイントですよ。最初は早見表と見合わせながら、計算すると分かりやすいです。
<日本とトロントの時差>
トロントは東部標準時(ET)です。
- 冬時間では、−14時間
- 夏時間では、−13時間
先ほどと同じように『時差ー12時間=出た数字を前の日の昼夜逆』に置き換えるという計算方法で見てみましょう。
<例1>夏時間:日本が8/14の6時(am)の時は?
- 13時間(時差)ー12時間=1時間
- 日本の6時(am)ー1時間=5時(am)
- 昼夜逆にして前日。8/13の5時(pm)←トロントの時間
<例2>冬時間:日本が12/25の7時(pm)の時は?
- 14時間(時差)ー12時間=2時間
- 日本の7時(pm)ー2時間=5時(pm)
- 昼夜逆にする。12/25の5時(am)←トロントの時間
※この場合、13時間過去に戻っても日付は日本と同じですね。
これも、スマホの世界時計を使うと簡単です(*´꒳`*)
カナダと日本の時差、実際に暮らしてみて思うこと
私が暮らすカナダ東部と日本には、夏時間で約12時間の時差があります。
完全に昼夜逆ということですね。日本にいる家族や友人と連絡をとる時は、基本的に、カナダ時間の18〜24時頃が多くなります。または、朝7〜11時頃とか。
インターネットがある今では、連絡手段については不便を感じることはありません。仕事をしていると厳しいのかもしれませんが、お互いに主婦の場合は、時差があってもほぼ問題なしです。
ただ、グループの会話だとリアルタイムで話に入れないことも多いので、ちょっと寂しいと感じることもあります。朝起きてどっさり未読メッセージが溜まっていたり。
まあ、返信し忘れていた場合なんかは、逆に時差のせいにできて便利だったりするんですけどね(笑)
昔、アメリカに住んでいた時は、ラインもフェイスブックもない時代でした。なので日本との連絡は、電話かメール。特に電話なんて、10時間以上の時差があると限られた時間しかできませんし、不便だったなー(遠い目)。
どんなに時差があっても、インターネットさえあれば問題なし&不便なし。今の時代に海外移住できて本当によかったなーと感じています。
まとめに
とーっても広いカナダ。
カナダ国内でも6つのタイムゾーンがあって地域ごとに時差があるというのは、日本人にはあまり馴染みのないことですよね。
個人的には、一番日本側(カナダ西部)にあるバンクーバーが一番時差が大きいのが理解できないんですが…(笑)謎です。
時差の計算方法は難しく感じますが、慣れます!毎日『カナダは(日本は)何時かなー?』なんて考えているうちに、サッと分かるようになりますので大丈夫です(*´꒳`*)
慣れないうちは、早見表やスマホの時計機能を使うとラクチンです。今日、ご紹介したバンクーバー・トロント以外にも各タイムゾーンを設定できますので、ぜひ活用してみてくださいね!
それでは〜!