こんにちは!
移住先のカナダからWIse(旧TransferWise)を愛用しています、MACOです。
移住当初、銀行系の外国送金サービスを使っていた我が家。ある日、自分が思っていた以上に手数料が高く大損していることに気が付きました。
ショックを受けて真剣に勉強しなおし、Wiseがベストだという結論に。それ以来、とても重宝しています。
安く海外送金ができると人気のWise。
手数料が安いのは魅力的ですが、なぜ安いのか仕組みや安全性が気になりますよね。
今日は、海外送金サービス『ワイズ(旧トランスファーワイズ)』について詳しくご紹介します。
- Wiseの仕組みや安全性
- メリット・デメリット
- 評判や口コミ
- 実際に使ってみた使用レビュー
Wise(旧TransferWise)とは?なぜ安いのか仕組みを解説
Wiseとは?
Wise(ワイズ)は、2011年創業の海外送金サービスです。
概要はこちら。
本拠地 | ロンドン |
オフィス数 | 世界14ヶ所 |
利用者数 | 1000万人以上 |
取引額 | 毎月約45億ポンド超 |
送金日数 | 1~3営業日の国が多い |
※2021年3月時点のデータです。
こんな仕組みで格安&迅速な海外送金を実現しています。
Wise創業者の1人は、Skypeの最初の社員。
当時、毎月海外送金を利用していた彼は、お金と時間の無駄(手数料の高さと手続きの煩雑さ)に疑問を抱き、Wiseの仕組みを開発するに至ります。
Wiseは『海外送金に悩みを抱えた利用者』が開発したサービスというわけですね。
【2021年2月22日】
TransferWise社は社名とサービス名を『Wise(ワイズ)』に変更しました。
変更理由として、『ただお金を移動する(transfer)以上に、世界中で1000万人以上の人々の生活、仕事、旅行やビジネス等に役立っているから』としています。
参考:Wise公式ブログ
なぜ安いの?こんな仕組みです
Wiseの海外送金の仕組みをご紹介する前に、既存の銀行や海外送金業者を使った送金の流れを見てみましょう。
これまでの海外送金のしくみ↓↓
送金が複数の銀行を経由し、いろんな種類の手数料がかかっていることが分かるでしょうか。
特に、隠れコストと呼ばれる『為替手数料』には注意が必要です。
為替手数料とは?
円から外貨へ両替する際に支払う手数料のこと。『1ドルあたり◯円』『送金金額の◯%』と決まっていることが多い。
送金手数料に比べて、見落としがちな手数料で『隠れコスト』と呼ばれることも。
これまでの海外送金は、割高な手数料や手続きの煩雑さ、着金まで長い時間が悩みのタネだったという方も多いのではないでしょうか。
一方で、Wiseの送金の仕組みはこちら。
例えば、日本からカナダにお金を送りたい場合、
- 送金人が、Wiseの日本の銀行口座にお金を振り込む
- Wiseのカナダの銀行口座から、受取人のカナダの銀行口座にお金が振り込まれる
という流れで送金が行われます。
一番のポイントは、実際の資金は国境を超えていないということ。
送る側の国と受け取る側の国で、それぞれ1回ずつ国内送金が行われるだけ。国内送金なので為替手数料がかからないのもWiseの手数料が安い理由のひとつです。
※Wiseは、常にリアルタイムの為替レートを採用しています。
Wiseのメリットとデメリットを解説
メリット
Wiseのメリットは、こちら。
- 手数料が安い(為替手数料なし→リアルタイムの為替レート採用)
- マイナンバーがない非居住者でも口座開設可能
- シンプルで簡単な操作性
- 着金が早い
Wiseのメリットのひとつで、他の送金サービスと大きく違う点は、マイナンバーがない非居住者(海外在住者)でも口座開設が可能ということ。
マイナンバーがない場合、最初に一回だけ郵送でのやり取りが発生しますが、手続き自体はとてもスムーズです。
手数料が安く着金がスムーズで早いというのは、Wiseの『安くて公平』『簡単』『早い』というモットー通りですね^^
デメリット
Wiseのデメリットは、こちら。
- 海外に受取の口座が必要(現金では受け取れない)
- 日本から海外の送金最大額が100万円
- 日本語対応の問い合わせがメールか電話のみ
Wiseを使って送金をする場合、海外に受取の口座が必要です。現金で受け取りたい場合は、ウェスタンユニオンあたりが有名ですね^^
また、日本から海外への送金最大額は1回あたり100万円。
1日の上限は決まっていないものの、何度も送金して『複数の送金を分割した』と判定された場合は、手続きが一旦停止され、連絡がくることがあるようです。
100万円以上の高額送金を頻繁に行いたい場合、Wiseは不便かも。
最後にもう1点。
日本語対応の問い合わせがメールか電話のみなのが、ちょっと不便かなーと思いました。『この操作はどうするんだろう?』などと疑問に思ったことをサッと質問できる日本語のチャットサービスがあると便利かも。
Wiseの安全性は大丈夫?
Wiseは関東財務局から認可を受けた資金移動業者です。
資金移動業者登録一覧に、ちゃんと記載されています。
また、Wise公式ホームページには、送金資金の安全性についてこんな記述が。
送金時に振り込んだお金は履行保証金として法務局に保全されており、万が一の場合でも保証されています。
出典:Wise
きちんと日本の法律に守られているというのは、安心材料になりますね。
その他、日本語・英語どちらでも対応可能な電話でのカスタマーサービス、メール、チャットでの対応窓口も公開されています。
なにかあった時に日本語で相談できるというのも嬉しいポイントです。
Wiseの評判を紹介
消費者レビューウェブサイトtrust pilotでの Wiseの評判は、こちら。
2019年7月20日時点でのレビュー数は、67,483件。
優良87%、ほぼ満足8%、まあまあ2%、期待以下1%、ひどい3%という内訳になっています。
日本語の口コミをみてみると、良い評価が目立ちました。
【良い口コミの例】
- 簡単かつ安価でありがたい
- 銀行の手続きに比べてかなり簡単でスムーズ、手数料も安い
- カスタマーサービスが迅速丁寧だった
- ネットで完結できて便利
- 操作性もとてもいい
- 素早く着金するから便利
【悪い口コミの例】
- 着金に時間がかかった
- 手数料の仕組みがわかりにくい
- カスタマーセンターが繋がりにくい
- 上限金額100万円が少なくて不満
- (日本語の口コミで)初回の本人確認に時間がかかる
日本語と英語の口コミ両方読みましたが、英語の方が最高の星5つで評価している人が多い印象。 英語の方がはるかに口コミ数が多いので、ぜひ英語の方もチェックしてみて下さいね。
悪い口コミには Wise社がきちんと回答していて、応対にも好感が持てるなと思いました。
例えば、『着金に時間がかかった』というレビューに対しては、『安全を第一にしているため着金が遅くなることもある』と回答し、その理由として、
- お客様のご資金が安全かどうかを確認するためのセキュリティチェック
- Wiseを含む全ての金融機関が行っている追加情報の確認
出典:Wise(ヘルプセンター)
を行なっているためだと説明しています。
また、日本語での口コミで『初回の本人確認に時間がかかりすぎる』という意見が数件ありましたが、ホームページには『初回は場合によって本人確認と住所確認のプロセスがある』と明記されています。
本人確認は最初に1回終わらせたらOK。もし不安な場合は口座開設の手続きのみ行い、初回の本人確認が終わってから送金することも可能ですよ^^
たしかに悪い口コミもありますが、きちんと対応するWiseの姿勢に、逆に良い印象を持ちました。
\口座開設だけすることもできます/
Wiseの使用レビュー!実際に使ってみた感想と体験談
私がWiseを使い始めたのは、カナダ移住して約1年半が経ったある日。当時、某ネット銀行の海外送金を使っていて、送金手数料もそこそこ安かったので満足していました。
ところが。
ふと、受取額から為替レートを計算してみると、実際の為替レートとは少し違うことに気付いたんです。隠れコスト『為替手数料』の存在ですね。
【為替手数料とは】
為替手数料とは、外国送金の手数料のひとつ。『1ドルあたり〇円』『金額の〇%』と設定されていることが多い。
例)為替手数料が『1ドルあたり1円』の場合、
- 実際の為替レートが1ドル=110円だと
- 海外送金に適用されるレートは1ドル=111円(110円+為替手数料1円)
1ドルあたり、たかが数円だと思いませんか?
よくよく計算してみると、1回30〜50万円ほどの送金で思っていたより数千円も多く手数料がかかっていました。これから何度も送金することを考えると笑って済ますことができない金額になります。
でもすでに海外に引っ越してきていたため、マイナンバーがない非居住者…。その時点で口座開設できる銀行や送金サービスはほとんどありませんでした。
それから必死で調べて見つけたのがWise。
前述した通り、
- 海外からマイナンバーなしでも口座開設できて
- 手数料が安くて(為替手数料無料なので実際の為替レート)
- 操作も簡単で
- 着金も早い
というすべての条件が揃っている素晴らしさ。
正直なところ、最初はちょっと半信半疑でしたが、実際に使ってみると感動の使いやすさでした。
手数料が安いのはもちろん、操作画面をクリックするだけの手続きの簡単さにも感動。
送金目的を英語に直したりしなくていいし、金額も日本円でキリのいい金額を入力すればOKです(以前使っていたサービスでは、日本円に端数が出ていた)。
実際の操作画面↓↓
送金手続きの途中で他社との手数料の比較表を出してくれるし、為替レートに手数料が上乗せされていることもないし。

今のところ Wiseには満足しているので、これからも使い続けると思います^^ 海外送金の方法で迷っている友達がいたら、おすすめもすると思う。
カナダに引っ越す前にも、数年に渡って送金をしていたので、最初からWiseを使っていれば…と本当に悔しいです。
\口座開設だけすることもできます/
まとめに
海外送金サービスのWise(旧TransferWise)についてご紹介しました。
『資金が国境を超えない』という画期的な仕組みを理解すると、手数料がなぜ安いのかにも納得できますよね。
簡単にメリット・デメリットをおさらいすると…
【メリット】
- 手数料が安い(為替手数料なし→リアルタイムの為替レート採用)
- マイナンバーがない非居住者でも口座開設可能
- シンプルで簡単な操作性
- 着金が早い
【デメリット】
- 海外に受取の口座が必要(現金では受け取れない)
- 日本から海外の送金最大額が100万円
海外の送金会社ということで、実際に使ってみる前は安全性に不安がありましたが、関東財務局の認可を受けていますし、日本語にも対応。
使い方もすごく簡単で、着金もスムーズです。これで手数料が安いんだから、評判や口コミ、使用レビューが高評価なのも納得^^
個人的には、海外送金に対するストレスがほぼなくなったので満足しています。本当に快適。
『ひとまず口座開設だけ』というのもできるので、海外送金の手段で迷っている方は一度チェックしてみてくださいね。
\口座開設だけすることもできます/
\海外送金についてもっと詳しく/
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※本記事は2021年3月時点の情報です。最新情報は必ず公式サイトでご確認をお願い致します。