海外送金の安い方法を比較【為替手数料に注意】速い&簡単なおすすめはコレ

こんにちは!

カナダ東部の田舎町に住むMACOです。

移住先のカナダから某銀行系の海外送金を利用していたら、ある日『送金手数料とは別に高い為替手数料を払っていた』ということに気付きました。

海外送金はきちんと理解していないと、手数料で損してしまいます。

でも海外送金は手数料が高く、手続きもめんどう。そんなイメージで、つい後回しにしがちな項目ではないでしょうか。

今日は、日本から海外にお金を送金する方法をご紹介します。合計9社を徹底比較しました。

 

【この記事はこんな人におすすめ】

  • 日本から海外へ送金したいけど色々ありすぎて分からない
  • いろんなサービスの送金手数料を比較したい
  • 安い&速い&簡単な方法を知りたい

 

\おすすめはWise(旧TransferWise)です/

 

 

海外送金にはどんな方法がある?

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海外送金には、こんな方法があります。

  • 銀行:窓口から送金
  • 銀行:インターネットバンキングで送金
  • 海外送金サービス:インターネットで送金

この中で手数料が一番高いのは、銀行の窓口から送金するケースです。

例えば、三菱UFJ銀行の窓口から海外他行あてに海外送金する場合、送金手数料が7,500円。この他、両替せずに送金する場合(円から円、ドルからドル等)には、リフティングチャージが送金金額の1/20%、最低2,500円かかることも。

銀行窓口で銀行員さんから説明を受けながら行う送金は安心感がありますが、手数料が高いのが難点です。

海外送金をするなら、手間のかからなさはもちろん、手数料の観点からもインターネット経由での送金がベターだといえます。

次の項目では、海外送金にかかる手数料の種類をチェックしてみましょう^^

 

 

海外送金の手数料とは?為替手数料ってなに?

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海外送金にかかる手数料(コスト)をチェックしてみましょう。

こちら↓↓

手数料詳細
送金手数料送金元の銀行へ支払う手数料
為替手数料多くの銀行や送金サービスでは、手数料を含んだ独自の為替レートが使われている(実際の為替レートではない)。
中継銀行手数料発信銀行と受取銀行の間に経由する銀行に支払う手数料。送金時にはいくらか分からないことが多い。
受取銀行手数料受取先の銀行へ支払う手数料。

※各送金方法によって、かかる手数料が変わってきます。すべてのサービスに対して、これらの手数料がかかるというわけではありません。

それぞれの手数料について、詳しくご紹介していきます。

 

①送金手数料

送金手数料は、各サービスによって約800円〜数千円の大きな差があります(無料のところもあり)。

送金手数料は明確な金額が提示されていることが多く、一番分かりやすい手数料ですね。

でも送金手数料が安くても、次に紹介する『為替手数料』が大きなコストとなっていることが多いので注意が必要です。

 

②為替手数料

海外送金のコストの中で特に注意したいのは、為替手数料の存在。

例えば、楽天銀行の海外送金のページにはこんな記述があります。

海外送金サービスの通貨換算に適用する為替レートは、当行所定の時点・方法により特定される一般的な銀行間外国為替相場に当行所定の為替ざやを加算したものです。

出典:楽天銀行

日本円を外貨に変える時に発生する為替手数料。『1ドルにつき◯円』とか『送金額の◯%』と決まっていることが多いです。

この手数料が『実際の為替レート』に上乗せされているというわけですね(=その分、為替レートは悪くなる)。

海外送金を選ぶ時に『送金手数料の安さ』に目が行きがちですが、かならず為替手数料の有無もチェックするようにしましょう。注意書きのところに小さめに記載してあることが多いです。

 

わたし
送金金額が大きくなると、為替レートがたった数円違うだけでも数千円〜数万円の違いが出てくるよ。

 

ちなみに、為替手数料と一緒によく目にするリフティングチャージという手数料。2つの違いはこちら。

円とドルを例にご紹介します。

送金の通貨の種類手数料の種類
円で送金→ドルで受取為替手数料
円で送金→円で受取
(海外に円建て口座が必要)
リフティングチャージ
ドルで送金→ドルで受取リフティングチャージ

ある通貨を別の通貨に両替する時にかかるのが『為替手数料』。通貨の両替をせずに、同一通貨建てで取引をする時にかかるのが『リフティングチャージ』ですね^^

 

③中継銀行手数料

中継銀行手数料は、着金までに経由する中継銀行がある場合に、その銀行に支払う手数料のこと。コルレス手数料とも呼ばれます。

お金を送る時点ではいくらかかるか分からないことが多く、ちょっと不透明な部分ですね。

 

④受取銀行手数料

着金先の銀行に支払う受取銀行手数料。

①〜④すべてを合計すると、手数料だけで最低数千円になります。高額な上に不透明な手数料があって把握しにくく、頭の痛い問題ではないでしょうか。

 

海外送金の安い方法を比較【為替手数料に注意】

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海外送金の手数料を比較してみましょう。銀行と海外送金サービスに分けてご紹介していきます^^

 

銀行

銀行を利用した海外送金は、こちらの5行を比較しました。以下5行をピックアップした理由はこちら。

  1. 三井住友銀行→非居住者口座あり
  2. ソニー銀行→非居住者口座あり
  3. SMBC信託銀行→条件によっては海外送金手数料が無料
  4. 楽天銀行→送金手数料が安い
  5. 新生銀行→送金手数料が安い

 

すべてインターネットバンキングでの海外送金の手数料を比較しました。

銀行名送金手数料その他の手数料為替
手数料
三井住友銀行
(SMBCダイレクト)
3,000~
3,500円
  • リフティングチャージ:1/20%(最低2,500円)
  • 関係銀行手数料(依頼人負担の場合):2,500
ソニー銀行3,000円
  • 支払銀行手数料:3,000円
SMBC信託銀行
(プレスティア オンライン )
2,000~
3,500円
(プレスティアゴールドの場合は無料)
  • 支払銀行手数料:受取先による
楽天銀行750円
  • リフティングチャージ:3,000円
  • 中継銀行手数料:1,000円
  • 受取銀行手数料:受取先による
新生銀行
(Goレミット)
2,000~
4,000円
  • リフティングチャージ:0,1%(最低1,500円)
  • 支払銀行手数料:受取先による

※通貨や受取銀行によって手数料額が変わりますのでご注意下さい。

 

ちなみに、海外送金手数料が無料になるSMBC信託銀行プレスティアゴールドの対象者は、『月間総取引残高が1,000万円相当以上で外貨建て商品等の資産運用を考えているお客様』となっています。

 

海外送金サービス

海外送金サービスとは、海外送金に特化した会社(資金移動業者)のこと。

今回、日本から海外口座への送金するケースをメインに、日本語/日本円に対応している3社(Wise、enRemit、SBI Remit)と、日本語対応ではないけど手数料が抑えられているWorldRemitをご紹介します。

業者名送金手数料
(金額、送金国による)
為替
手数料
Wise
(旧TransferWIse)
非公開?
シミュレーターで確認
enRemit470~5,800円
SBI Remit460~2,000円
WorldRemit非公開?
シミュレーターで確認

※通過や受取銀行によって手数料額が変わりますのでご注意下さい。

海外送金サービスのホームページには、海外送金シミュレーターが装備されているところが多いです。

口座開設前でも送金金額の計算ができますので、明確な手数料や着金予定金額が分かって分かりやすいですよ^^

 

実際の費用が安いのは?比較した結果はこちら

さて、銀行も海外送金サービスも、手数料だけ見てもあまりイメージがわきませんよね。

日本円50万円(手数料込み)を米ドル口座へ送金した場合の受取額の違いを例に見てみましょう。

手数料と受取額に注目してみてください。受取額は大きければ大きいほどお得です。

 

銀行・業者送金手数料受取額
Wise
(旧TransferWIse)
4,142円4,594.68
USD
楽天銀行1,750円4,583,90
USD
SMBC信託銀行
プレスティア
3,500円
(プレスティアゴールドの場合は無料)
4,567.80
USD
SBI Remit1,980円4,560.99
USD
en Remit1,480円4,550.98
USD
住友銀行6,000円4,544.80
USD
ソニー銀行6,000円4,544.80
USD
WorldRemit500円4540.46
USD
新生銀行2,000円4,531.80
USD
こちらの表は、SBI Remit、enRemit、World Remitは各社シミュレーターで手数料込み50万円で計算を行い、それ以外は TransferWiseで算出した手数料比較表(日本時間2019年7月17日、為替はミッドマーケットから取得された1円0,00927米ドル)の数字を参考にしています。数字には誤差がある可能性がありますのでご了承下さい。

 

どうでしょうか?

一見すると TransferWiseは送金手数料が高いですが、為替手数料がかからないため、お得に送金することができています。

50万円でも数十ドル(数千円)の違いが出るので、為替手数料を無視できないことが分かりますよね。

ちなみに、TransferWiseは、自社よりも安い送金方法がある時はちゃんとその旨が表示されるので安心です。

こんな感じ↓↓

分かりやすく、正直に開示されているところも好感度が高いですね^^

 

 

海外送金で手数料が安いのはWise!速い&簡単でおすすめ

Wise(旧TransferWise)とは?

Wise(ワイズ)は、2011年に創業した送金サービスです。

『安くて公平』『簡単』『早い』をモットーにし、現在の利用者数はなんと1000万人以上。為替手数料の隠れコストがかからないため、お得に海外送金ができることで知られています。

 

Wiseの手数料が安い理由は『資金が国境を超えていないから』。こちらの動画で分かりやすく仕組みが紹介されています。

無駄を省いた仕組みですね。

余談ですが、Wiseの創業者はSkypeの第一号社員だった人なんです。

Skypeのおかげで国際電話の価格も大きく下がりましたよね。Wiseの仕組みが革命的なのも、既存のサービスに囚われない手数料の安さにも納得です。

 

Wiseのメリットとデメリットはこちら。

【メリット】
  • 為替手数料が無料(リアルタイムの為替レート採用)
  • マイナンバーがない海外居住者でも口座開設可能(ただし日本の住所が必須)
  • 手続きがすごく簡単
  • 着金が速い(1〜3営業日)
【デメリット】
  • 現地口座が必要
  • 日本から海外への送金上限が100万円

マイナンバーがない海外在住者でも口座開設できる点もWiseの良いところですね。

 

 

実際に使ってみた感想

実際にWiseを使ってみた感想は、大満足。これまでトラブルにあったこともありませんし、毎回スムーズに送金ができています^^

送金するための諸費用が安いことはもちろんのこと、特に気に入っているのは操作性

使い方(送金のやり方)がとても簡単で、ストレスフリーなことが大きなポイントです。ホームページも日本語に対応していますしね^^

最初に送金先の情報を登録しておけば、あとは画面をクリックしていくだけ。入金が終わればあっという間に送金してくれます。

 

手続きの途中で他のサービスとの比較表を見られるのも、分かりやすくていいなぁと思う点です。

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前述した通りWiseはしくみ自体もシンプルですし、手数料も明朗会計。操作もすごく簡単。こういうシンプル&簡単づくしなところが、快適に使える大きな理由だなと感じています。

Wise、おすすめです^^

 

\口座開設だけすることもできます/

 

\もっと詳しい感想はこちら/

 

 

まとめに

できるだけ費用を抑えて海外送金をしたい場合、目に見える送金手数料だけでなく『為替手数料』にも注目することが大切です。

為替手数料については、はっきりと書かれていない会社が多く、気付かずに大きな手数料を払っている人も多いのではないでしょうか。

その点、Wiseは送金手数料自体は高めですが、隠れコストの為替手数料もなく、手続きも簡単。送金・着金も早いです。

私はとても快適に支えているので、これからもWiseを使い続ける予定です^^ どの海外送金サービスを使ったらいいか迷っている方の参考になれば幸いです。

 

\口座開設だけすることもできます/

※これは2021年3月時点の情報です。最新の情報については必ず公式サイトでご確認をお願いいたします。

 

 

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